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男性ホルモンが減ると、うつ病になりやすいってホント?

7/19(水) 13:02配信

日経グッデイ

みなさん、「カラダにいいこと、毎日プラス」していますか? このクイズでは今知っておきたい健康や医療のネタをQ&A形式でおさらいします。ぜひ、今日からのセルフケアにお役立てください。では、さっそくクイズを始めましょう。

【関連画像】男性ホルモンにはさまざまな働きがある

●男性ホルモンの働きに関する問題

【問題】アラフィフの男性です。最近、人と会ったり、出かけたりするのがおっくうに感じるようになりました。そんな折、「男性ホルモンが減ると、うつ病になりやすい」という話を聞いて気になっています。これは本当でしょうか。

(1)ホント
(2)ウソ

正解は、(1)ホント です。

 ここ数年、男性ホルモンに対する関心が高まっています。男性ホルモンと聞くと“下半身”の話を連想する方が多いかもしれませんが、それだけでなく、男性ホルモンにはさまざまな働きがあることが分かってきました。

 例えば、全身の筋肉を増やし、体脂肪を減らす作用もあります。男性ホルモンが減るとメタボリックシンドロームになるリスクが高くなり、寿命が短くなることも分かっています(Arch Intern Med. 2006;166(15):1660-5.)。

 さらに、男性ホルモンの「精神面」への影響も近年の研究で明らかになってきました。

 順天堂大学医学部附属浦安病院(千葉県浦安市)泌尿器科先任准教授の辻村晃さんは、「(主要な男性ホルモンである)テストステロンは社会性のホルモンなんです」と説明します。男性ホルモンが多い人は精力的で元気が良くなり、外に出て、積極的に他人とかかわろうという意欲を起こさせます。また、リスクを恐れない冒険心も強くなるのだそうです。

●男性更年期外来患者の47.8%がうつ病だったという報告も

 これに対して、「家にひきこもって人と会わない生活をしている人は、男性ホルモンの分泌が少なくなることが知られています」と辻村さん。

 テストステロンの数値が極端に低くなった状態を男性更年期障害やLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)と呼びますが、その「診療の手引き」には主な症状として「抑うつ」が挙げられています。2015年の米国内分泌学会の第97回年次会議(ENDO 2015)でも、「男性ホルモンとうつ」の関係が報告されました。テストステロンが標準よりも低い20~77歳の男性200人のうち、実に56%にうつ症状が見られ、25%は抗うつ薬を使っていたそうです(J Sex Med. 2015;12(8):1753-60.)。

 日本でも男性更年期外来の受診患者のうち47.8%がうつ病だったという報告があります。「テストステロンが低いと、うつ病のリスクが高くなるのは間違いありません。私の男性更年期外来に来た患者では175人のうち140人、80.0%にうつ症状が見られました」と辻村さんは話します。

 テストステロンが低くなると、なぜうつ病になりやすくなるのでしょうか。まだ正確なメカニズムは分かっていませんが、もともとテストステロンは「外に出て人と会おう」という意欲を高める社会性のホルモン。減ると行動するのがおっくうになり、人とかかわりたくなくなるのは納得できます。

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最終更新:7/19(水) 13:13
日経グッデイ

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