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平井堅の右手がヤバい! 草野マサムネも横山剣も…〈週刊朝日〉

7/21(金) 16:00配信

AERA dot.

 平井堅がテレビの音楽番組に出ているのを見ると、画面に釘づけになる。バラードでの伸びやかなハイ・トーンによるファルセット・ヴォイスに聴き惚れる。そんな歌声とともに見せるあの仕草! 音の高さを確かめるように上げ下げする右手の動きに目を奪われ、思わずテレビの前で自分の右手を上げ下げしてしまうこともある。カラオケで平井堅の歌を歌う時にはマストな仕草なのに違いない。

 多彩で幅広いレパートリーのどれを取っても、平井堅の歌に取り組む熱意がうかがえる。歌うことが好きでたまらず、心から楽しんで歌っている様子――そんなところも大きな魅力として挙げられよう。

 7月12日に発売された平井堅の『Ken Hirai Singles Best Collection 歌バカ2』は、超ベスト・セラーを記録したベスト盤『Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95―'05 歌バカ』(2005年発表)の続編にあたる。

 今回は3種あって、初回限定盤Aは「All Time Single Collection 1995―2017」として、デビュー・シングル「Precious Junk」から最新作「ノンフィクション」まで46曲を収録したCD3枚に、新曲10曲を収録した『歌バカだけに。』を加えた4枚組だ。

 デビューしてからしばらくは鳴かず飛ばずだった。8枚目のシングル「楽園」からヒットを続け、「大きな古時計」で幅広い年齢層の支持を得るようになった。「瞳をとじて」も忘れ難い。近作では「いつか離れる日が来ても」「僕は君に恋をする」「アイシテル」といったバラードが魅力的だが、安室奈美恵と共演した「グロテスク」も一聴に値する。大切な知人3人の死をきっかけに、日常の生活で抱える疑問、さらに“生”について自問した最新作の「ノンフィクション」はしみじみと味わい深い。

 今回の『歌バカだけに。』は、平井堅が敬愛し、交友のあるミュージシャン10組が書き下ろした新曲を収録している。

 いきなりオート・チューンで加工されたヴォーカルで始まるtofubeats制作の「READY FOR YOUR LOVE」は、ハウス風のダンサブルなナンバーでエレクトロ的な要素も併せ持つ。ファルセットを交えながら斬新なビートに取り組む平井堅の歌は、生真面目で丹念。スタイリッシュな歌唱を意識した様子だ。オート・チューンを多用するPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅを手がけてきた中田ヤスタカ制作の「ネガティブボーイ」では、意外にもヴォーカルの加工はほとんどない。恋愛に消極的な主人公を描いた歌詞を明快に歌い上げている。

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最終更新:7/21(金) 17:49
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