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もしも子どもがケガしたら…応急手当の基礎知識(鼻血・熱中症・心肺停止)

7/20(木) 22:00配信

リビング福岡・北九州

子どもたちが楽しみにしている夏休み。屋内外で活動する機会も多くなり、ケガをしてしまうことも増えてしまいます。子どもが起こしやすい症状や“もしも”の時の応急手当を紹介します。

鼻の出血が多い「キーゼルバッハ部位」とは


【鼻血】
●応急手当
小鼻を強くつまんで出血量が少なくなるようなら、キーゼルバッハ部位からの可能性が高く、そのまま圧迫を続けていくと止血できます。急な鼻血には驚かされますが、実際の出血量はそれほど多くありません。のどにたまった血液は飲み込まずに、そっと吐き出して。鼻をすするとまた出血します。

●ポイント
鼻血を飲み込むと気持ちが悪くなり、吐くことがあります。鼻血を止める時は、イスなどに座りながら小鼻を圧迫しましょう

【熱中症】
●応急手当
熱中症は、早めの対応が必要。めまい、立ちくらみ、足がつるなどの症状が出たら、すぐに涼しい場所に移動。経口補水液などを飲んで安静に。

頭痛やおう吐、倦怠(けんたい)感、集中力の低下などが見られたら、医療機関の受診が必要。意識がはっきりしない時に無理に口から飲み物を飲もうとすると、誤嚥(ごえん)する可能性があるので無理に飲ませないように。

●ポイント
熱中症は予防が大切。屋外では帽子をかぶる、通気性が良く乾きやすい服を着るなど工夫を。屋内ではエアコンや扇風機をつけたり、窓を開けたりして室温の調節。夜中でも熱中症になることがあります。経口補水液などで適宜水分を取り、無理をしないことが何よりです。上手に休憩を取って熱中症から身を守りましょう。

【心肺停止】
●応急手当
溺れた人をプールサイドや岸に上げ、意識があるか、呼吸をしているかを確認。反応がなく呼吸がない、いつも通りの呼吸をしていない場合は、救急車とAEDの手配と同時に、人工呼吸と心臓マッサージを行います。溺れた人が目的のあるしぐさ(明らかに心臓マッサージを嫌がるなど)がない場合は、救急隊が到着するまで人工呼吸と心臓マッサージを続けます。

●ポイント
溺れた人を助けようとして救助に向かった人が溺れてしまう事故が毎年多発。溺れた人を見つけた時は、周囲の人に協力を求め、すぐに119番通報を!
ペットボトルやクーラーボックスなど水に浮くものを探して投げ入れ、体が浮くように。

■救急車を呼ぶ時
1 緊急性があると判断した時は、119番に電話して救急車を呼びましょう。
2 消防指令センターに、現在地の住所を正確に伝えてください。
3 保険証、お薬手帳があれば◎。今までの病気や手術、治療中の病気などを把握しておきましょう。

■取材協力
救急救命士の江藤茂さん
(北九州市消防局救急ワークステーション 救急指導担当係長・消防司令)