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見渡す限りの段々畑の大パノラマ!『狩浜の段々畑』を訪ねてみた(愛媛県)

7/20(木) 18:10配信

サライ.jp

文・写真/佐竹敦

愛媛県の宇和海沿岸はリアス式海岸と段々畑が有名で、山の斜面を埋め尽くすように段々畑が作られている景観を至るところで目にすることができますが、その中でも特に景観が優れているのが、四国西予ジオパークの見所の一つである西予市明浜町の『狩浜地区の段々畑』です。

狩江地区の後背地の山の斜面に階段状の田んぼが作られていて、主に柑橘類が栽培されています。段々畑の中には車が通れる道が整備されているので、その農道を利用して段々畑の中をぐるぐると散策することができます。

集落の後背地の山の斜面すべてを埋め尽くすように階段状に田んぼが作られていて、まるで「山そのもの」が段々畑となっているかのような光景です。

前を見ても、後ろを振り返って見ても、辺り一面すべてがもうどこを見ても段々畑という景観が広がっています。

ふと、この段々畑は何段あるのだろうか?と思い、数えてみることを試みてみましたが、とてもじゃないですが数え切れるものではありませんでした。

ゆうに100段はありそうです。数えることですら気が遠くなりそうなこの段々畑を作るのに一体どれだけの年月と労力を要したのでしょうか?想像も付きません。

この段々畑の中を車で登って行いった一番奥の高いところからは、海を背景に段々畑を見下ろすことができます。宇和海のリアス式海岸をバックに見下ろす雄大な景観は、まさに圧巻の絶景です。

現在でも圧巻の景観ですが、ここ狩浜地区では往時はこの倍くらいの田んぼや石垣があったそうです。しかしながら年々徐々に減ってきてしまっているそうで、私がお話をお伺いした方も後継者がいないので、自分が死んだらウチの田んぼも終わりだとさびしそうに話をしていました。

この素晴らしい景観がこれからも長く残ってほしいと、強く願わずにはいられませんでした。

文・写真/佐竹敦
日本全国の即身仏・一之宮・五重塔・三重塔・滝百選・棚田百選・国分寺跡をすべて訪ね歩いた一人旅の達人。テレビチャンピオン滝通選手権出場。主な著書に「この滝がすごい!」「日本の滝めぐり」等。テレビ東京の「厳選!いい宿ナビ」のコラム執筆、@nifty温泉の記事執筆等、ライターとしても各メディアで活躍中。

最終更新:7/20(木) 18:10
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