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ガチンコで強豪メキシコを撃破。W杯に挑むU-17日本代表の完成度

7/20(木) 17:31配信

webスポルティーバ

 新潟県内の各地会場で行なわれた国際ユースサッカー in 新潟(7月15日~17日)で、U-17日本代表が優勝を果たした。今年10月のU-17W杯(インド)開幕が2カ月半後に迫っているチームにとっては、上々の仕上がり具合を感じさせる大会制覇となった。

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 今大会、U-17クロアチア代表(1-1)、U-17メキシコ代表(1-0)、U-17新潟選抜(5-1)と対戦し、2勝1分けという結果を残したU-17日本代表。なかでも、U-17日本代表・森山佳郎監督が重視していたのが、大会2日目のメキシコ戦である。

 この世代の現・北中米王者にして、U-17W杯を過去に2度制している強豪に対し、指揮官は「メキシコ戦は(今回の招集メンバーのなかの)ベストでやる」。大会規定では1試合7名まで認められている選手交代も「本番さながら3名までにする」と、自ら縛りを設けて臨んだ勝負の一戦だった。

 結果は1-0の勝利。最少得点差の辛勝ながら、森山監督は、「徹底してボールを動かし、相手を動かし、スキを突くという、自分たちが目指しているサッカーができた。(1対1の局面で)戦うところでも、メキシコに負けていなかった」と選手を称え、「1-0のしびれるゲームを勝ち切ったことの収穫は少なくない」と手ごたえを口にした。

 U-17W杯という未知の世界に足を踏み入れようとしている選手たちにとっても、この世代では世界屈指の実力を持つ難敵に競り勝てたことは、この先につながる大きな自信となったに違いない。昨秋のアジアU-16選手権でも主力としてプレーした、MF平川怜(FC東京U-18)が語る。

「メキシコ相手でも主導権を握ることができた。U-17W杯へ向け、いい試合ができた」

 だが、今後への期待が高まったのがメキシコ戦だったとすれば、反対に少なからず不安が残る結果となったのが、続く新潟選抜戦だった。

 メキシコ戦から先発メンバーを8名入れ替え、招集歴の浅い(このチームでのプレー経験が少ない)選手を中心に臨んだ新潟選抜戦。U-17日本代表は、ボールポゼッションでこそ上回るものの、効果的な攻撃を組み立てられず、なかなか得点が奪えなかった。

 選手一人ひとりのプレーを見ていると、明らかに技術レベルは新潟選抜よりも高く、簡単にボールを失うことはないのだが、それぞれのよさがチームとして機能的につながらない。もどかしい時間が続いた前半、それでもどうにか1点を奪ったものの、PKで1点を返され、1-1でハーフタイムを迎えることとなった。森山監督が語る。

「サッカー理解のレベルが高い選手が数人いて要所を締めると、ひとり、ふたり(招集歴が浅く)チャレンジする選手がいても、それを生かしてもらえる。だが、(主力である)核となる選手がいないと、修正しようとする声がほとんど聞こえてこない。昨日(メキシコ戦)は全員が状況によって『ああしよう、こうしよう』と声を出していたが、今日(新潟選抜戦)は何をすれば効果的か(というイメージを)、味方と共有できない選手が多かった」

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