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大震災から6年、今年も「福島競馬」が続くワケ

7/20(木) 15:00配信

東洋経済オンライン

夏の福島競馬は7月9日、最も盛り上がる七夕賞を終えた。1番人気のゼーヴィントが制して昨年のラジオNIKKEI賞に続く夏の福島競馬の重賞2レース完全制覇を達成した。この記録は福島では伝説ともなっている希代の逃げ馬ツインターボに続く、史上2頭目の快挙。戸崎圭太騎手は史上3人目の七夕賞連覇を成し遂げた。
かつてはJRAの重賞記録の1番人気26連敗という時期もあった「荒れる重賞」も今年は堅い決着に終わった。福島のファンはこの連敗記録が2004年に1番人気のダイワレイダースが勝って止まった時に何となくさびしさを覚えたものである。福島競馬はこんなところにもこだわりを持って楽しむような熱心なファンで支えられている。

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 JRAの競馬場は全国10カ所(札幌、函館、福島、中山、東京、新潟、中京、京都、阪神、小倉の各競馬場)にあり、筆者の地元である福島はその一つ。

 日本の近代競馬は、江戸時代末期から文明開化の動きと併せて各地に根付き、発展してきた。福島競馬の場合、東日本大震災という未曾有の大災害の直撃を乗り越えて復活したことが、今では歴史の1ページに加わっている。福島競馬場は来年、創立100周年を迎える。

 福島競馬は1918年(大正7年)6月28日に第1回の競馬が行われた。福島で近代的な洋式の競馬が初めて行われたのは、さらにさかのぼり1887年(明治20年)だと言われる。一時は郡山の開成山に場所を移したものの、公認は得られなかった。

 そこで、当時、経営が行き詰まっていた静岡県の藤枝競馬俱楽部から権利を譲り受けて、改めて福島市で始まったという経緯がある。福島の要人たちの熱意が福島競馬を発足させたのである。福島は競馬熱が高いことで知られ、ファンは「日本一熱い」と言われることがあるが、これは地元の人々が進んで競馬を呼んできた成り立ちと無縁ではないだろう。

 発足当時は競馬法が施行される前で補助金競馬の時代のため馬券の発売はなかったが、1923年(大正12年)に競馬法が施行されて馬券の発売が開始された。これには福島競馬俱楽部の大きな功績があったと言われる。以降、国営競馬の時代を経て、戦後の日本中央競馬会の発足に至るまで福島競馬が続いてきた。

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