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歯科医が歯ブラシを薦めないのはなぜ? 本当は恐い歯みがきの常識【インタビュー】

7/20(木) 6:30配信

ダ・ヴィンチニュース

 『歯はみがいてはいけない』(森昭/講談社)という衝撃的なタイトルの本が昨年ヒットした。著者は、京都府舞鶴でクリニックを開業する歯科医、森昭氏。現役の歯科医が日本の歯みがきの常識を覆すような提唱をしたことに日本中が驚いた。

 そして反響の大きさから続編『やっぱり、歯はみがいてはいけない 実践編』(森昭、森光恵/講談社)を緊急出版することに。なぜ同書が注目を浴びたのか。注目の本の著者である、森氏にインタビューを試みた。日本の歯みがきの常識ってやっぱりおかしい?

■もっと早く知っていれば…怒濤の反響

 「食事の直後に歯みがきをすることは、天然の自浄成分である“唾液”の効果を殺すことになります。食後は歯ブラシよりも、大切な唾液の通り道を確保するために“フロス”で口のお手入れをした方がいいのです。このことは、歯科医の間では約10年前から知られていました。けれども未だに、食後に発泡材や研磨剤入りの歯磨剤を使って歯みがきをして唾液の力を無駄にしているばかりか、歯や歯ぐきを痛めている人もいます。この現実をなんとかしたいと思い前著を書きました」(森氏)

 この森氏の信念に多くの人が感化されたわけだが、やっぱりタイトルに驚いた人も多い。誤解されかねないタイトルを付けた理由とはなにか。

 「思い切ったことを書かないと手に取ってもらえませんから。かなり“振り切った”タイトルだと思いましたが、本の真意を汲み取ってくれた方は多かったですね。感想で多かったのは、『なんでもっと早く教えてくれないんだ』という意見でした。歯科医に通っても真実を教えてくれないと。今作は、前著で寄せられた質問に応えるかたちで“実践編”というタイトルを付けました。具体的にどう歯の手入れをすればよいのかを記してあります」(森氏)

 『~実践編』では、歯みがきの仕方、特に歯間を磨く方法が具体的にしかもたくさん紹介されている。このきめ細かいお手入れ方法について書いたのは、森氏の夫人であり、歯科衛生士を務める森光恵さんだ。今回は、光恵さんによる解説も読みどころである。

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