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「意思が弱くても貯まる」4つの口座の作り方と活用法

7/20(木) 5:00配信

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン)

 資産形成をする上で大切なのは、意志の強さや忍耐力ではありません。必要なのは、収入を貯蓄や投資に回していくための「しくみ」づくりです。

【関連画像】自分に合った「しくみ化」を考え、実践してみよう

●資産形成は面倒? 手間をかけない「しくみ化」がベスト

 今回は、お金の流れを「しくみ化」することで、なるべく手間や時間をかけずに、資産形成していける方法をご紹介します。

 お給料が入っても、友達と外食したり、洋服を買ったり……。漠然と使っていると、お金はアッという間になくなってしまいます。そこで、給与が入ったら自動的に貯蓄や投資にお金が流れる「しくみ」をつくってしまいましょう。

 では、どのように「しくみ化」すればよいでしょうか。

 私がおすすめしているのは、口座を4つに分けることです。具体的には「1. 生活口座(給与振込口座)」「2. 貯蓄用の口座」「3. プール用の口座」「4. 投資用の口座」の4つです。

●「生活口座」で収支を管理 「貯蓄用の口座」でお金をためる

 まず、「生活口座(給与振込口座)」です。毎月の収支を管理する口座ですね。給与振込口座にしている銀行の預金口座を充てましょう。給与の受け取りや、電気・ガスといった公共料金の引き落とし、クレジットカードの決済、家賃の振り込みなどをこの口座に集約することで、お金を一元管理できます。

 2つ目は「貯蓄用の口座」です。この口座は失業や病気など「万一に備えるお金」や、留学や結婚・出産、住宅購入のための頭金、独立資金、将来の夢をかなえるためなど、「中長期的にお金をためていく」ための口座です。ですから、本当に必要なとき以外、この口座からはお金を引き出さないのが鉄則。例えば、会社の財形貯蓄や銀行の自動積立定期預金などが候補になります。

「プール用の口座」の使い方

 3つ目は「プール用の口座」。名前の通り、一時的にお金をプールしておく口座のことです。1年以内に使う予定のあるお金をこの口座に取り分けておきましょう。例えば、実家に帰省するためのお金や賃貸マンションの更新料、税金(固定資産税など)や旅行代など、あらかじめ使うことが分かっているお金を予算化して、口座にお金を入金しておきます。

 また、冠婚葬祭にかかるお金や、急に壊れてしまった家電製品の購入などを見込んで年間数万円から10万円程度を上乗せして入金しておくと、急な出費にも慌てなくて済みます。プール用の口座には、ボーナスの時に年2回入金をしてもよいですし、毎月お金を振り分けてもいいでしょう。そして、必要なときに、必要な分を使っていくというイメージです。

●まずは貯蓄用の口座に「半年分の生活費」をためよう

 最後に、「投資用の口座」です。こちらは老後資金など、「長期的にふやしていくお金」をつくっていくための口座です。原則、留学や住宅購入の頭金などは貯蓄用の口座から賄いたいところですが、どうしても必要なときは、一部をこちらから使ってもよいでしょう。

 この口座を使って、たくさんの株式や債券などに分散投資できる、投資信託という商品を毎月積み立て方式で購入していくのがおすすめです。ネット証券に口座を一つ開設しておくといいでしょう。老後資金に限定するなら、証券会社か銀行でiDeCo(個人型確定拠出年金)の口座をつくることをおすすめします。

 いきなり4つの口座を使いこなすのは難しいかもしれません。ですから、段階を踏んでいきましょう。流れとしては次のようなイメージを持ってください。

【STEP 1】貯蓄用の口座に生活費×6カ月分(自営業は1年分)をためる

【STEP 2】プール口座に必要なお金を入金する

【STEP 3】貯蓄用の口座で貯蓄を継続/投資用の口座を開設し積立スタート

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