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若手ライブはノーギャラ? 劇場芸人のギャラ事情

7/21(金) 15:00配信

マネーポストWEB

 バラエティー番組にレギュラーを何本も持つ人気芸人がいる一方で、劇場を中心に活動する芸人たちも少なくない。テレビで活躍する芸人たちは、「月収何百万円」なんていう話も頻繁に報じられているが、あまりテレビに出ない“劇場芸人”たちのギャラ事情はどうなっているのだろうか。

 お笑い事情に詳しい業界関係者によると、芸人が出演する「劇場」には、いくつか種類あるという。

「たとえば、吉本興業のなんばグランド花月やルミネtheよしもと、浅草なら浅草演芸ホールや東洋館などは、常設の劇場です。大御所から若手までいろいろなタイプの芸人が出演するのが特徴。そのほかに、若手が主に出演する小規模の常設劇場もあります。多くの場合はお笑い事務所が運営しており、吉本であれば若手専用劇場を複数抱えています」

 では、常設劇場でのギャラはどういったシステムになっているのだろうか。前出の関係者が説明する。

「大きめの常設劇場であれば、芸歴や人気によって芸人がランク付けされており、それによってネタ1本あたりのギャラが決まります。たとえば、若手であれば1本5000円からスタートし、大御所になれば最高1本5万円くらいになります。1日3ステージある日なら、これだけで日給15万円。一方、若手専用劇場では出演ギャラはその10分の1程度。デビューしたての若手は1本500円のギャラから始まって、最高で5000円くらいまでしか上がりません。毎日出番があればいいですが、週1回くらいの出番しかない若手も多く、経済的に厳しいと思います」

 常設の劇場のほかに、「営業」と呼ばれるステージもある。これは、同じ事務所の芸人数組で、地方のショッピングモールや市民会館、さらには会社の忘年会などに呼ばれ、そこでネタを披露するというもの。通常の劇場出番よりはギャラは高い。

「営業ギャラは事務所によっても変わりますし、芸人の格によっても差があります。1回の営業で200万円くらいもらえる芸人もいれば、1回1万円の芸人もいる。『〇〇さんは営業1回50万円』みたいな形で、事務所の方で芸人の営業ギャラを設定しているケースもありますが、若手芸人の場合はクライアントの予算に合わせてギャラが変動することが多いです。ただひとついえるのは、通常の劇場よりも、営業のほうが間違いなくギャラはいいです」(前出関係者)

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最終更新:7/21(金) 15:00
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