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過酷日程の首位・楽天、若手・古川を抜擢。3連勝SB打線VSロッテ・エース涌井【パ展望第24節】

7/21(金) 14:30配信

ベースボールチャンネル

 プロ野球はオールスターを終え、後半戦に突入した。3連勝、3連敗とさまざまな再スタートを切った各球団。首位・東北楽天ゴールデンイーグルスは20日の試合で、サヨナラ負けを喫した。7週連続6連戦の日程で投手起用にも注目が集まるが、今節は6月以来となる古川侑利が登板し、初勝利を狙う。

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■3連敗の西武、打線テコ入れで復調へ

3位 西武 ― 5位 日本ハム メットライフドーム 11勝2敗
 
 後半戦開幕3連敗を喫した埼玉西武ライオンズがホームに北海道日本ハムファイターズを迎える。1日空いた西武は、延長戦後の移動ゲームとなる日本ハムとの優位性を生かせるか。

 西武の初戦先発は菊池雄星が上がる。チームはオールスターブレイク後、3連敗と苦しいリスタート。菊池はここでエースらしく立ち回り、ゲームを作って勝利を導きたいところだ。2戦目は多和田真三郎、3戦目はウルフと予想する。

 打線は前節、メヒアを4番にするなどテコ入れしたが、その間に中村剛也の状態が少し上向いて来た。前節から金子侑司も調子を戻し、外崎修汰の状態は変わらずいい。上手く打線がつながるように、指揮官がどういう手を打つか期待したい。

 日本ハムは前節を負け越したが、20日の試合は終盤に追いついて延長戦の末に粘り勝ち。この勢いを持続したいところだろう。投手陣の立て直しがひとまず急務だ。初戦の先発はメンドーサが上がる。前回登板は大谷翔平の後を受ける第2先発だったが、しっかりゲームを作った。2、3戦目は加藤貴之、高梨裕稔あたりか。

 打線の状態はどん底ではない。20日の試合でも、1番の西川遥輝から松本剛、中田翔、レアードとバットは振れている。ケガで先発を長く離れている大田泰示の完全復帰もそう遠くないだろう。どうつなげていくかだ。

 課題は投手陣にある。大谷は当面、投手に専念させてもいいのかもしれない。


■楽天・古川が6月2日以来の先発。抜擢をモノにできるか

1位 楽天 ― 4位 オリックス Koboパーク宮城 8勝1敗

 首位・東北楽天ゴールデンイーグルスは、前節2勝1敗と勝ち越して後半戦を上手く滑り出した。一方のオリックス・バファローズは苦手ロッテに連敗と嫌な空気が漂う。

 楽天の初戦先発は古川侑利が務める。実に6月2日以来の先発復帰となる。6連戦が7週続く日程となり、古川に出番が回ってきた。若い投手陣が狙う5、6番目の枠だけに、抜擢をモノにできるか。

 2、3戦目は美馬学、則本昂大のオールスター組だろう。悪くても2勝1敗としたい。

 打線は前節、日本ハムの投手陣をしっかりと打ち崩した。自信をもってオリックス投手陣に立ち向かいたい。島内宏明が1番に定着し、2番ペゲーロが存在感を示す。ウィーラー、銀次も好調とあって、序盤から畳みかけられている。常にケガに悩まされる嶋の後ろに細川亨がいるのも大きい。

 オリックスは初戦先発を金子千尋に任せる。連敗中だけにエースに掛かる期待は大きい。楽天戦は今季1勝2敗と負け越しているが、Koboパークはやや得意としている。

 2戦目は山岡泰輔、3戦目は西勇輝か。山岡は身体が7月に合っていて、今は好調だ。西は復調を期したい。

 打線はこの2試合、止まったのがやや心配だ。どうチャンスメークをするかがカギだろう。吉田正尚が3番に入るようになったクリーアップ以降には厚みがあるため、1、2番の起用に少しテコ入れが必要なのかもしれない。


■エース涌井VS好調ソフトバンク打線

2位 ソフトバンク ― 6位 ロッテ ヤフオクドーム 10勝2敗
 
 前節3連勝の福岡ソフトバンクホークスが最下位の千葉ロッテマリーンズをホームに迎える。戦力差はあるが、ロッテは前節2連勝を挙げて後半戦からの巻き返しに鼻息は荒い。

 ソフトバンクは初戦先発に千賀滉大が上がる。前半戦の終盤はケガなどで思うようなピッチングはできなかったが、オールスター前の最終登板で復調の兆しを見せた。エース級の存在感を見せたいところだ。

 2戦目は武田翔太、3戦目は中田賢一か。立場上厳しい位置にいる2人だけに快投を期待したい。

 打線は、前節の西武戦では好調さを見せた。打率・出塁率がともに高い3番の柳田悠岐が存在感を示し、リーグ屈指のクリーンアップは驚異的だ。今宮健太の欠場を上手くカバーしている高田知季、明石健志らバックアップも強く、松田宣浩、上林誠知も勝負強い。19日の試合では甲斐拓也が2本塁打と切れ目がない。休養たっぷりの相手エースとの対決も見ものだ。

 ロッテは2連勝を飾り、勢いに乗る。初戦に涌井秀章を持ってきて、勢いをそのままつなげたい。
2戦目は二木康太、3戦目は石川歩か。オールスター明けの二木は、貴重な体験を生かしたいところだろう。同郷の先輩・川崎宗則とのマッチアップも楽しみだ。

 打線は前節、ここ1番で勝負強さを見せて粘り勝った。角中勝也と鈴木大地がクリーンアップを形成し、外国人2人のどちらかが間に入るパターンを続けている。課題は1、2番で、17日にサヨナラ安打を放った加藤翔平、調子を上げつつある中村奨吾で組んでみるのも一つの手だ。福浦和也、井口資仁ら代打陣が控えているだけに、若手を積極起用したい。


氏原英明

ベースボールチャンネル編集部