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【世界水泳】東京五輪で躍進も? 日本に新星誕生の予感 ブレイクの香り漂う「2人の原石」

7/21(金) 18:45配信

THE ANSWER

【短期連載第2回】元五輪代表・伊藤華英さんが挙げた17歳と21歳の女子スイマー

 水泳の世界選手権(ブダペスト)は23日から競泳が開幕する。7個のメダルを獲得したリオデジャネイロ五輪から1年、初出場7人とフレッシュな顔ぶれとなった今大会。世界の大舞台で、日本競泳界に新星は誕生するのか。元日本代表の伊藤華英氏に「ブレイクの原石」を挙げてもらった。

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 伊藤氏は01年の福岡大会で初めて代表入り。世界選手権が出発点となり、08年北京五輪で背泳ぎ100メートル8位入賞まで飛躍を遂げた。かつての自身と同じように、今大会をきっかけにブレイクする逸材は誰か。

 名前が挙がったのは、2人の女子スイマーだ。

「大橋悠依選手と長谷川涼香選手です。大橋選手は今年、代表デビューした21歳。北島康介選手などを育てた平井伯昌先生が指導を受けてきて、萩野選手とも一緒に練習していて、いい環境にいる。長谷川選手はリオ五輪に出場して、星奈津美選手のメダルを見ている。その星選手が引退したことで『自分がやらなきゃ』という気持ちが強い。そういう責任感が出てきたのは素晴らしいと思います」

 173センチと恵まれた体格を誇る21歳の大橋は200メートルと400メートルの個人メドレーにエントリー。一方、長谷川は17歳と若く、200メートルバタフライに出場を予定している。

 特に、大橋についてはメダルの可能性もあり、今大会次第では東京五輪での躍進も見えてくるという。

ベテラン勢の「2人の復活」にも注目「勝負にこだわりつつ、味のあるレースを」

「代表経験は浅いけど、日本記録を大幅に更新して個人メドレーに出場。世界大会デビューになるから、すごく力を入れて準備していると思います。ここが大事な試合。もし、ここでいい結果が出せれば、五輪への夢と目標も持てるようになると思います」

 新星ばかりではない。伊藤氏はベテラン勢の復活にも注目を寄せている。背泳ぎの入江陵介だ。

「彼も27歳とベテランになり、米国で練習して、いい意味で変わってきました。それを感じたのが、日本選手権です。200メートル背泳ぎで萩野公介選手に負けたのですが『潔く負けられた』と言っていたのを聞いて、人間的に成長しているなと感じました。勝負にこだわりつつ、味のあるレースをしてほしいです」

 女子にもいる。平泳ぎの鈴木聡美だ。

「彼女も26歳。ロンドン五輪では銀、銅を獲得しましたが、その後に一回は成績が落ち込みながら、再び上がってきています。選手としても素晴らしい。今回、注目の一人です」

 新星の出現とベテランの復活――。それぞれ立場は違えど、日本競泳界を一身に背負っているのは同じ。世界を驚かせる泳ぎを期待したい。

◇伊藤 華英(いとう・はなえ)

 2008年女子100m背泳ぎ日本記録を樹立し、初出場した北京五輪で8位入賞。翌年、怪我のため2009年に自由形に転向。世界選手権、アジア大会でメダルを獲得し、2012年ロンドン五輪に自由形で出場。同年10月の岐阜国体を最後に現役を退いた。引退後、ピラティスの資格取得。また、スポーツ界の環境保全を啓発・実践する「JOCオリンピック・ムーヴメントアンバサダー」としても活動中。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/21(金) 18:51
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