ここから本文です

フェイスブック、ニュースの有料配信、10月開始へ

7/21(金) 6:00配信

JBpress

 フェイスブックには、新聞社などが、自社のニュース記事を配信できるようにする「Instant Articles(インスタント記事)」というサービスがある。

 これについては、かねて、同社がメディア企業向けのこのサービスに、有料サブスクリプション(定期購読)の機能を組み込むことを検討していると伝えられていた。そして、このほど、米ウォールストリート・ジャーナルや米ニューヨーク・タイムズが報じたところによると、フェイスブックは今年(2017年)10月にも、この機能の試験運用を始めるという。

 (参考・関連記事)「フェイスブック、ニュースの有料配信を検討中」

■ メーター制課金を導入

 その機能は、例えば、ユーザーが、1カ月に記事10本といった具合に、ある一定の本数の記事を無料で読むことができ、それ以上読みたいユーザーには、有料にするというもの。こうした仕組みは、メーター制課金、あるいはメータード・ペイウオールと呼ばれている。

 メーター制課金の機能については、かねて、メディア企業がフェイスブックに強く要望しており、同社はそれに応えるべく、導入を検討していると言われていた。

 そして最新の報道によると、フェイスブックは新機能の導入と併せ、米調査会社のニールセンと協力し、メディア企業が、フェイスブック上に掲載された自社記事のアクセス状況を把握できるようにする解析ツールも提供するという。

■ Instant Articlesで目指すもの

 フェイスブックがInstant Articlesを始めたのは、2015年5月のこと。当初はニューヨーク・タイムズや米NBC、英BBCなど9社・団体に限定し、これらの記事を掲載していたが、昨年4月、同社はこれをすべてのメディア企業に開放した。

 その目的は、ユーザーの近況などが表示されるニュースフィード画面におけるコンテンツの拡充と、ユーザー滞在時間の拡大だ。

 従来、フェイスブック内のニュース配信では、ニュースのタイトルや概要とともにニュースサイトのページへのリンクが掲載されていた。ユーザーはこれらのリンクをタップし、ウェブブラウザーで記事を開いて読んでいたが、そうして記事が表示されるまでには平均8秒かかった。フェイスブックによると、この8秒という待ち時間はユーザーにとってストレスを感じるとても長い時間で、モバイル端末では利用者離れにつながる。

 そこで同社は、フェイスブック上で記事全文を掲載できるようにし、その表示速度の短縮も図った。高精細の写真、スクロールすると自動再生される動画、拡大縮小ができる地図、音声キャプションなども表示できるようにした。

 またニュース記事の中には、広告を表示させることも可能だ。メディア企業はその広告枠を自社で販売することができ、広告収入のすべてを受け取れる。こうした仕組みで、フェイスブックは、それまで同社サービスにあった問題の改善を図った。これがInstant Articlesである。

1/2ページ

最終更新:7/21(金) 6:00
JBpress

記事提供社からのご案内(外部サイト)

JBpress PremiumはJBp
ressが提供する有料会員サービスです。
新たな機能や特典を次々ご提供する“進化
するコンテンツ・サービス”を目指します。