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電子書籍、旅関連など小型材料株に物色向かう? 

7/21(金) 20:31配信

会社四季報オンライン

 ドナルド・トランプ氏が米大統領に就任して半年が過ぎた。戦後歴代最低の支持率でもNY市場で悪材料視されていないのは、ウォール街寄りの政策を掲げつつ共和党員の支持をがっちりとつかんできたからであろう。米国マーケット関係者の市場心理を示すVIX恐怖指数の動きを見れば、低支持率が悪材料視されていないことがわかる。同指数はここ2カ月間、10ポイント前後と歴史的な低水準で推移している。

 それでも潮目が変化する可能性はある。来週は先延ばしにしたオバマケア代替法案の上院採決が決行される見通しだからだ。共和党所属議員数名が最後まで信念を曲げず反対票を投じると成立しない。代替案が決まらないままオバマケアだけが廃案となれば、マーケットにとっては想定外のリスクとなろう。

 医療保険改革の道筋が頓挫すれば、その後に続く税制改革、大規模インフラ投資など選挙で公約した目玉政策の実現可能性が大きく揺らぐことになる。主力ハイテク株を含む値上がり銘柄が処分売りされる可能性も否定できない。まずはVIX指数の動向が先行指標となるだろう。

 来週は日米で主力ハイテク銘柄の決算発表が相次ぐ。好業績期待の”理想買い”から現実直視の商いが展開されそうだ。日本の主力株に関しては、急激な為替相場の変動に警戒をしておくとよい。

 では物色の矛先はどこに向けるとよいだろうか。たとえば値動きが足元緩慢な小型材料株を逆張りで仕込んでおくと、休み期間中に英気を養った分、主力ハイテク株主導の相場が一巡したとたんに”好反発”を演じると見込んだ。

 そこで21日に年初来安値を更新した銘柄でピックアップすると、ウェザーニューズ(4825)、旅工房(6548)、バローホールディングス(9956)が目についた。旅工房から連想して旅行関連を調べると、エボラブルアジア(6191)も書き入れ時というのに株価は停滞している。同業のアドベンチャー(6030)が戻り高値圏でモミ合っているので、決算発表見合いで物色銘柄の入れ替えも起こりうるだろう。

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