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え、これ色鉛筆だけで描いたの!?  色鉛筆画の第一人者による、初心者でも写真のように描けるコツ

7/21(金) 11:00配信

ダ・ヴィンチニュース

 突然ですが、上の絵が何で描かれているか分かりますか?

 正解は「色鉛筆」。色鉛筆というとふんわりした柔らかい表現が思い浮かびますが、ここまでリアルに描けるとは驚きです…。
 この作品を描いたのは、「ZERO」「めざましテレビ」など数々のTV番組にも取り上げられた、色鉛筆画の第一人者・林亮太氏。早稲田大学を卒業後、1995年よりグラフィックデザイナー/イラストレーターとして活動、2009年より色鉛筆による制作活動を始めたという。

 ここ最近“大人の塗り絵”がブームとなりましたが、もっと「色鉛筆」の世界に踏み込んでみるのはいかがでしょうか?『色鉛筆リアル画 超入門』(講談社)は、初心者でも写真のように描けるコツが満載。「踏切のある路地」と「川のある街」の2つの作品に絞って、構図のとらえ方から下描きの描き方、質感を表現するために色をどのようにのせていくのかなど、ひとつひとつ丁寧に紹介されています。

 具体的な技法は書籍を確認していただくとして、本記事では絵を描く前に頭に入れておきたい、基本を紹介しましょう。

■色鉛筆画の基本は混色

 色鉛筆には12色、24色、36色、48色などさまざまなセットパッケージがあると思いますが、林氏はどんなに色彩豊かな風景や静物でも、15色以上を使うことはめったにないそう。というのも、実は色鉛筆も混色することで無限に色を生み出すことができるのです。また、「長く持つと淡く」「短く持つと濃く」といったように、筆圧によっても色調は自在に。

 少ない色を混色して多数の色を生み出すと、より自然なグラデーションを表現できるというのも利点のひとつだそう。

■絵にしたい風景の選び方

「風景を描こう」と思うと、つい山や海、季節を象徴する現象など美しい自然や造形物をモチーフ(主題)にしようと思ってしまいがちですが、林氏が描くのはあくまでも身近な場所。美しい自然などはありきたりになってしまう可能性があるため、自分だけのモチーフを探すことが大事だといいます。
 毎日歩いている道、いつもの道から延びる入ったことのない横道、通勤電車の窓から見かける少し寂れた公園…。「何かピンとくるものがないか?」という視点で見るクセをつけ、“おもしろい”と感じることができれば、それが自分だけのモチーフとなるのです。

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