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伊高級シャツ地メーカーのトップが語る “サステイナビリティー”に本腰を入れる理由

7/22(土) 16:01配信

WWD JAPAN.com

 7月13日まで開催された2018-19年秋冬向けの素材見本市「ミラノ・ウニカ(MILANO UNICA)」では、サステイナビリティーを意識した素材の打ち出しが目立った。「トーマス・メイソン(Thomas Mason)」や「アルビニ(ALBINI)」「アルビエイト(ALBIATE 1830)」などを展開する高級シャツ地メーカーのアルビニもその一つだ。アルビニは南アフリカのユーカリの木から採取した繊維を使用した「マイクロテンセル」や、オーガニックコットンを使用した「エコトーン」を発表した。伊企業の間で浸透しつつあるサステイナビリティーへの意識やその背景にあるマーケットの流れについてシルビオ・アルビニ(Silvio Albini)CEO(以下、シルビオCEO)に話を聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):伊有力生地メーカーも多くがサステイナビリティーを意識した素材を打ち出していた。アルビニも「マイクロテンセル」の発表や、環境に配慮した生産工程をパネルで展示するなど力を入れている印象だ。

シルビオCEO:サステイナビリティー関連には多く投資している。アルビニのような生産工程が複雑な企業にとっては、何をサステイナブルとするかは難しい。ただ単にオーガニックコットンやテンセルなど自然由来の素材を使えばいいという話ではない。環境への負荷を減らすという意味では生産工程で必要な電力や水量を減らすこともそうだし、化学物質を人体に影響がないものに変えていく必要がある。しかもそれも環境に負荷がかからないものでなければならない。この点については、アルビニは段階的であるが確実に進歩していると言える。ただしサステイナビリティーは一飛びに成果が得られるものではなく、継続的な努力が必要。アルビニはテンセルやオーガニックコットンなど原料についても多く投資しているが、生産工程全体にも気を配っている。

WWD:アルビニのサステイナビリティーで重要な点は?

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最終更新:7/22(土) 16:01
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