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作り手と売り手双方を理解するディレクター 源馬大輔が今やりたいこと

7/22(土) 18:01配信

WWD JAPAN.com

 作り手と売り手の双方に携わり、国内外問わず幅広く活動するのが、源馬大輔・源馬大輔事務所代表だ。この10年携わった「サカイ(SACAI)」は、インターナショナルブランドへと成長。香港の高級専門店、レーン・クロフォード(LANE CRAWFORD)には日本のブランドの紹介などを行うなど、ディレクターやアドバイザー、コンサルタントとして、さまざまなプロジェクトに携わる。インターナショナルな視点とネットワークを持ちながら、独立して活動するユニークな存在だ。英セレクトショップ、ブラウンズでのキャリアのスタートから今に至るまでを振り返りつつ、今やりたいと思うことは何かを聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):もともとはファッション業界を志していたわけではなかったですよね?

源馬大輔・源馬大輔事務所代表(以下、源馬):ファッションは好きでしたが、まさか仕事になるとは考えていなかったです。でも、たまたまブラウンズ(BROWNS、セレクトショップ)に入ることができて、働くようになって、そこで社長のミセス(ジョアン・)バースティン(Joan Burstein)から「ファッションはビジネスだ」と再三言われました。あとで読んだインタビューでも川久保(玲)さんも同じことを言っていて、「ファッションってビジネスなんだ!」と。そのマインドセットが今の僕を作っています。

WWD:最初からファッションをビジネスとして考えられたのは、良かったですね。

源馬:ミセス・バースティンには“BUY WELL, SELL WELL(しっかり買って、しっかり売れ)”と言われて育てられました。モノが素晴らしいことは前提ですが、それを売って利益を出すにはどうしたらいいか。入って1年足らずで、大して英語も話せないのに、バイイングにも同行させてもらえるようになって、自分で売りたいモノをどう売るかを学びました。バイイングはバーニー・トーマス(Barney Thomas)という人と一緒にミラノなどに行かされましたが、バーニーは過去のデータを持ちつつも、それを4割信じて、6割信じない人でした。彼からは自分のフィルターを通して物事を見ることの大切さを学びました。

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最終更新:7/22(土) 18:01
WWD JAPAN.com

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