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五郎丸 IS BACK。“新ルーティン”にみえた31歳の決意

7/22(土) 18:00配信

BEST TIMES

日本ラグビー界のスター、五郎丸歩が古巣ヤマハ発動機に復帰した。6月の日本代表には選出されなかったものの、2019年もキーマンとなることは間違いない。帰国会見、そして初練習でみえた新たなる決意。

W杯から前人未到の挑戦。そして古巣へ

  五郎丸歩が帰ってきた。

 2015年のラグビーワールドカップで優勝候補の南アフリカを破るなど歴史的な3勝をあげた日本代表で、豪快な突破と頑健なタックル、そして正確なプレースキックで活躍し、列島にラグビーブームを巻き起こした立役者。

 翌2016年から世界最高峰リーグと謳われるスーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)へ、次いで世界中のスター選手が集結するフランスリーグTOP14の中でも「銀河系軍団」と呼ばれるトゥーロンへ移籍した。南半球のトップチームから北半球のトップチームへ--過去、日本のラグビー選手の誰も知らなかったスケールの移籍は、まさしく冒険だった。

 そして2017年、五郎丸は日本に戻ってきた。8シーズンを過ごした古巣ヤマハ発動機への復帰だ。

「海外で得た経験を、これまで出場機会も少なかったので、その分もパフォーマンスを出して、ヤマハの優勝に貢献したいです」

 7月3日、静岡県磐田市のヤマハスタジアムで行われた帰国会見の第一声である。

タフだった海外挑戦

 五郎丸が言うように、1年半の海外生活は、思うように活躍できたわけではなかった。レッズではチームの15試合中出場は8試合。うち先発は3試合のみ。短い出場時間で11度のゴールキックを決め、30点を記録したが、次に向かったトゥーロンではさらに厳しく、チームの26試合中出場は5試合。ゴールキックを蹴る機会はなく得点もゼロに終わった。

「やっぱり、試合に出ないとパフォーマンスが落ちてくる。試合に出られないときは、その分ハードにトレーニングすることを心掛けてやっていましたが、トゥーロンはトップ選手ばかりでしたから」

 試合に出ないノンメンバーがゲーム勘を失わないよう、ヘッドコーチがハードなメニューを課すようなカルチャーはなく、自己管理は選手に任されていた。言い換えると、構想を外れた選手がレギュラーの座を奪い取るためにアピールするチャンスは多くなかった。しかもレッズもトゥーロンも、シーズン中に何度も監督が交代した。

 言葉の違う国からチャレンジした五郎丸にとって、コミュニケーションがとれるようになった矢先に監督が替わるのは難しい環境だっただろう。

 今後、また海外へ行く可能性について問われると「もういいでしょう。そんなトシでもないし」と笑った。

 だが五郎丸は「(挑戦したことに)悔いはないです」と言った。

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