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【世界水泳】シンクロ選手は日常行動もシンクロ? 「あうん」生む職業病「どこに行くのも一緒」

7/22(土) 12:44配信

THE ANSWER

【短期連載最終回】元五輪代表・青木愛さん明かすシンクロ選手の“意外な個性”とは

 水泳の世界選手権(ブダペスト)で終盤に差し掛かったシンクロナイズドスイミング。種目は複数にわたるが、競技において最も重要な要素の一つとなるのが「統一性」である。チームであれば、8人が水上で手足の先までぴったりとあうんの呼吸で演技を繰り広げなければ、高得点は望めない。

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 その「統一性」を生み出すため、シンクロ選手はどんな練習、苦労を経て、華麗に演じているのか。08年北京五輪で5位入賞した青木愛氏に聞いた。

「そもそも同じ化粧をして、同じような顔に見えるかもしれませんが、シンクロ選手といっても、性格は本当に人それぞれです。うまく周りに合わせる人もいれば、周りが見えないくらい集中する人もいるし、本当にマイペースな人もいる。様々な選手がいる中で8人の動きを合わせないといけないので、本当に大変です」

 “八人八色”の個性に、青木氏は「本当はみんなが同じ性格だったら楽ですけど……」と笑う。

 1日10時間以上という練習環境で「意識を合わせるために練習以外で一緒に何かをする時間はない」というが、統一性が求められるシンクロ選手だから、五輪では意外な“職業病”も出ていたという。

他競技の選手との交流は意外に少ない? 選手村では「どこに行くのも一緒」

「自然と常に一緒に動くようになるんです。選手村でも補欠の選手を合わせた9人で、どこに行くのも一緒。2、3人で分かれることもなかったですね。なので、他競技の選手とは意外と交流が少なかったりするんです」

 ブダペストでは連日、日本選手が奮闘している。高度な「統一性」が必要となる分、試合当日の調整も緻密に行う必要がある。

「まずは普段の練習と一緒で、泳ぎ込んで体を動くようにしてから、演技を合わせます。ただ、大会の時は時間がないので、できていないところを重点的にやったり、プールの深さも違うのでリフトの確認をしたりします」

 会場によって、確認ポイントは異なってくるという。

「例えば、室内と屋外で演技の見え方が違ってきます。外だと自分たちの演技がすごく小さく見えたりする。会場に行くと、まず選手はどの時にどのコースに入るという『プールパターン』を確認します。始めはこの位置で、この瞬間にはどの審判を見るようにするなど、すべて決めます」

 場面場面において審判を見るポイントまで確認するという緻密さ。しかし、その審判の印象によって優劣が決まるというのが、採点競技の難しさだ。

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最終更新:7/22(土) 14:33
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