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パリからちょっと足を伸ばして。印象派ゆかりの地を巡る旅。

7/22(土) 20:08配信

VOGUE JAPAN

街が少しばかり静まりかえる夏のパリも素敵ですが、少し足を伸ばして近郊を旅するのもまた最高です。今回おすすめしたいは、ノルマンディー地方のル・アーブルとエトルタ。印象派ゆかりの地を紹介します。

今すぐにでも行きたい南フランス、コート・ダジュールへの旅。

フランス・パリに住んで住んでいたころ、週末に遊びに行ったノルマンディー地方のル・アーブル。パリから電車で2時間ほど北に移動すると、そこはまったりとした時間が流れています。フランス第2の港町であり、印象派発祥の地でもあるのです。名前の由来となった、モネの名作「印象・日の出」は、まさにここから生まれました。時は変われど、同じ港を眺めながら自分の肌で感じられたは、とても感慨深いものでした。

この地を訪れたら、一番におすすめしたいのがアンドレ・マルロー美術館。モネ、ピサロ、ルノワール、シスレー、ゴーギャン、デュフィなどの300点を超える絵画が所蔵されており、最大級の印象派コレクションは必見です。さらに、目の前の絵画に描かれている海や港の景色が、美術館のガラス窓から見えるという感動。街を歩きながら見る景色をまた趣深いものにしてくれます。

今目にする街の穏やかな景色とは裏腹に、かつて第二次世界大戦時にノルマンディー上陸作戦で莫大な被害を受けた地でもあります。焼け野原となった中心街は、20年の歳月を経て「コンクリートの父」と呼ばれる建築家オーギュスト・ペレによって再建されました。そして現在、再建都市としてル・アーブルは世界遺産に登録されているのです。前衛的な街の景色は、他のフランスの地方とは異なる雰囲気です。

さらにモネたちを魅了した地として見逃せないのが、エトルタ。ル・アーブルから車で約30分離れたところにあります。なんと言っても、石灰岩の白い断崖が圧巻!!「エトルタの朝」「エトルタの夕焼け」「エトルタの日没」などで、様々な表情を見せるこの景色をモネは何枚にもわたって描いています。写実主義の画家クールべもまた、エトルタをテーマとした絵を多く残していることで有名。決してル・アーブルの観光スポットが多いとは言えないのですが、ここで過ごした一日は私の週末トリップを忘れられないものにしてくれました。

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最終更新:7/22(土) 20:08
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