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手放せなくなるノート&メモ5選 「腕に巻くメモ」が画期的だった

7/22(土) 12:00配信

日経トレンディネット

 2017年6月5日から7日にかけて東京国際展示場で開催された、日本最大の文房具の祭典「国際文具・紙製品展」(通称:ISOT)。この見本市で中心となるのは、やはり紙製品だ。アイデアを形にしやすい分野だけに、毎年面白い製品が登場する。今回も、レベルが高いノートや紙製品がそろったが、中でも特に興味深い製品を5つ厳選した。

【関連画像】コスモテック「Wearable memo 消せるタイプ」(価格未定、10月発売予定)。腕に巻いたシリコンベルトにボールペンで直接書き込めて、消しゴムで消せるタイプ

 東京・新橋の印刷会社、河内屋が、新橋のビジネスパーソンにカッコいい文具を使って欲しいという思いから立ち上げたブランド「KUNISAWA」。ツバメノートなどでおなじみの、万年筆との相性が良い高級筆記用紙、フールスキャップ紙を使い、小口にはカッパー(銅)の箔を塗り、黒を基調にしたクールなデザインの表紙で仕上げた、大人のノートを作った。

 中でも、リングノートにフールス紙と小口箔を組み合わせた「FIND RING NOTE」(1500円)は斬新。付せんがフールス紙という「FIND STICKY MEMO」(900円)も面白い。デザインの中に使い心地としてのラグジュアリー感を入れていくのは、これからの文房具やアクセサリーには必要になってくると思う。

 さらに面白いのは、「FIND NOTE SOFT」(2500円)。ソフトカバーの厚手のノートなのだが、「新聞を丸めてポケットに突っ込んでいるイメージで作りました」と、しゃれっ気も忘れていない。もちろん、製本も丁寧で開きもスムーズ。そういうベーシックな部分をしっかり押さえたうえで、ちょっとした遊びも仕込んでいるのだ。

腕にメモする人必見! ウエアラブルメモ

 今回、最も画期的で未来を感じさせてくれたのが、コスモテックの「Wearable memo」(価格未定、10月発売予定)だ。名前の通り、身に付けるメモ。腕にメモ用紙を巻くタイプの製品は今までにもあったけれど、これは、そんなものではない。何と、張り付けた肌用感圧型転写シール(いわゆるタトゥーシール)に文字が書けるのだ。

 感触は腕に直接文字を書くのと変わらない。鉛筆でもボールペンでも書ける。いらなくなったらはがして捨てる。本当の意味でウェアラブルなメモなのだ。これは、東京ビジネスデザインアワード優秀賞を受賞した製品で、メーカーとデザイナーをマッチングする東京都の事業のひとつとして生まれたものだそうだ。もともと、工業用フィルムメーカーのコスモテックがデザイナーと組むことで、新開発のタトゥーシールの上に文字が書けるフィルムを貼った製品を生み出したことがきっかけ。

 この肌に貼り付ける「隠せるタイプ」のほかに、肌に直接貼るのに抵抗がある人向けに、「消せるタイプ」「貼れるタイプ」も用意。ワンタッチで腕に巻けるシリコンバンドにシートを貼ってそこに書く「貼れるタイプ」、シリコンバンドに直接書けてボールペンで書いても消しゴムで消せる「消せるタイプ」の2種だ。

 これらのWearable memoは面白グッズとしてではなく、現場で働く人を支援するグッズとして開発されている。そのため、「消せるタイプ」「貼れるタイプ」には時間軸などが印刷されたタイプもあり、養殖の現場で細かいデータをメモしたり、プレゼンのカンペとして使ったり、看護師が作業中にメモを取るなど、仕事で使えるアイテムとして実際に利用されているのだ。ぬれても文字が消えないという点も現場作業向き。うっかり落としたりもしない、ウエアラブルであることに意味があるアイテムなのだ。

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