ここから本文です

インド株投信などに資金流入 新興国の成長に期待

7/23(日) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 新興国の株式で運用する投資信託に資金が流入している。QUICK資産運用研究所によると、6月の海外・新興国株式型について、設定額から解約額を差し引いた資金流入額は1152億円と、データをさかのぼれる2015年1月以降で最大となった。高い経済成長率やモディ首相による政治・経済改革への期待が強いインドをはじめ、新興国経済全体の成長期待が高まっており、資金流入を誘ったようだ。
 株式や債券、不動産などに分散投資をするバランス型投信は6カ月連続の資金流入超となった。投資家が金融機関に運用を一任するラップ口座が人気を集めるなど「対面販売をするシニア層の資金を中心に、リスクを抑え長期の資産運用を促す商品の販売が進みつつある」(ドイチェ・アセット・マネジメントの藤原延介資産運用研究所長)といい、バランス型投信にも資金が向かったとみられる。

 半面、資金流出が目立ったのは国内株式型の投信で、流出額は2851億円と引き続き高水準だった。資金流出超は12カ月連続となる。6月は日経平均株価が1年半ぶりに2万円台に乗せ、利益確定目的の売りが優勢になった。「日本株から新興国やテーマ型に資金が振り向けられている印象」(藤原氏)という。投信市場全体では2カ月ぶりに資金流入に転じ、819億円の流入超だった。
 6月に資金流入額の多かった投信を個別にみると、新興国の成長をとらえる企業の株式などを主な投資対象とする「キャピタル・ニューワールド・ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」(キャピタル・インターナショナル)が首位となった。2位はインド株を主な投資対象とする「野村インド株投資」(野村アセットマネジメント)、3位は国内外の債券に投資する「野村PIMCO・世界インカム戦略ファンド Aコース(為替ヘッジあり 年2回決算型)」(野村アセットマネジメント)だった。3本とも、毎月分配型ではない投信だった。
 一方、資金流出額の多かった個別の投信をみると、首位は「新光US-REITオープン」(アセットマネジメントOne)、2位は「ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)」(日興アセットマネジメント)と、海外REIT型が上位に入った。また、3位は国内株式型の「日経225ノーロードオープン」(アセットマネジメントOne)だった。個別投信の流出額上位10本のうち、海外REIT型が4本、国内株式型が4本を占めた。
(日経QUICKニュース)
[日本経済新聞朝刊2017年7月15日付]

最終更新:7/23(日) 7:47
NIKKEI STYLE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフスタイルに知的な刺激を。
生活情報から仕事、家計管理まで幅広く掲載
トレンド情報や役立つノウハウも提供します
幅広い読者の知的関心にこたえます。