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フジテレビのドンが院政批判に答える #2

7/23(日) 7:00配信

文春オンライン

(#1より続く)

 フジテレビではこの間、会長続投が当然のように思われてきただけに、首脳人事の注目点は、もっぱら社長レースだった。そこで最右翼と下馬評の高かったのが、専務の遠藤龍之介(61)だ。遠藤周作の長男で日枝編成局長時代には上司部下の関係で、何かと話題の尽きない日枝体制の下、広報部門を支えてきた。遠藤新社長はなかったのか。

「週刊現代に遠藤君が新社長と書かれたとき、僕は彼に秘書室で『おめでとう。社長になるんだってな。お前は広報担当なんだから、(亀山)社長にも週刊誌に出たと言わないと駄目だよ』と冗談を言いました。『いやー、僕は当事者だから言いにくいですよ』と言っていましたけど、秘書室でも週刊誌を回し読みしていて彼も困っていた。もちろん僕の頭の中には遠藤社長はなかったので、週刊誌報道があったから社長が消えたなんてこともありえません」

 今度のトップ人事は5月9日の報道当日まで、外部はもとより社内にも情報が洩れなかった。それは日枝がただ一人で決め、情報管理を徹底してきたからにほかならない。人事の草案を練ったのが4月21日から23日までの3日間、静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコースでおこなわれたフジサンケイレディスクラシックのときだ。

「決算発表が5月だから、連休前には大体決めておかなきゃいかん。毎年そうだけど、今回は1~2月頃から考え始め、いろんな人に意見を聞きました。人事の具体的な話ではなく、プロダクションの人たちとか、OBやネット局の人たちとか、皆さん方の話を聞きながら、フジサンケイレディスクラシックのときに川奈(ホテル)で煮詰めていきました」

 社長レースでは先の遠藤以下、鈴木克明(58)、稲木甲二(61)という三専務の名前が候補に挙がった。他の役員人事を含め、その中身については、日枝の頭の中だけに封じ込まれ、当の重役たちでさえ、報道の前日まで誰一人知らされなかった。

 そして日枝は報道前日の8日午後2時から6時過ぎまで、自ら会長室にフジ・メディアHDの該当役員全員を一人ずつ呼び、異動の内示を伝えた。たとえば仙台放送の社長に異動する社長候補の稲木については、こうだ。

「もちろん受け入れ先の仙台放送社長の竹内(次也)君には伝えましたけど、彼自身は8日まで知らなかったはずです。8日が月曜日だから、土日に竹内君に事情を電話で説明し、納得してもらいました。仙台放送は昨年フジ・メディアHDの傘下になり、この先東北ブロックの基幹局としての役割を担う。そこでオールラウンドプレイヤーの稲木君に基盤を強くしてもらおうと考えた。そんな話をし、仙台の竹内君には外に絶対漏らすなよ、と口止めをしておきました。だから稲木君も8日に僕と会うまで、中身については知らなかったと思います」

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最終更新:7/23(日) 19:12
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