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【世界水泳】ニュータイプの天才・池江璃花子はなぜ、なんでも速いのか 17歳の「体のヒミツ」

7/23(日) 14:14配信

THE ANSWER

【短期連載第4回】元五輪代表・伊藤華英さんが語るJKスイマーの凄さ「剛と柔」

 水泳の世界選手権(ブダペスト)は今日23日から競泳が開幕。自国開催の20年東京五輪への試金石として絶好の力試しの機会となるが、男子のエース・萩野公介とともに期待されるのが、女子の池江璃花子だ。

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 弱冠17歳ながら、自由形とバタフライを合わせて5つの日本記録を持つ、日本競泳界が誇る天才少女。4月の日本選手権では女子としては史上初の5冠を達成し、今大会はリレーを含め、6種目にエントリーしている。

 どんな泳ぎでも速い。池江璃花子を天才たらしめているものとは一体、何なのだろうか。北京五輪、ロンドン五輪代表の伊藤華英氏によれば、体にヒミツがあるという。

「フィジカル的に言えば、肩がすごく柔らかい。それが一番です」

 170センチを誇る長身。競泳選手として恵まれた肉体であることは間違いないが、伊藤氏によれば、とりわけ優れているのは「肩甲骨」だという。

「肩甲骨の使い方が抜群にうまい。彼女の場合、小さい頃から雲梯をしていたということもあって、柔らかさがあって力強い印象です」

「柔らかさ」と「力強さ」――。相反する2つの「剛と柔」を持ち合わせることで、どんなメリットがあるのか。

伊藤氏が「ニュータイプ」と表現した17歳の「心」と「体」の強さとは?

「柔らかい人は力強さが足りず、ぐにゃぐにゃとしたような泳ぎになる。けれど、彼女の場合は柔らかさの中にしなやかさがあるから、水を掴む動きがすごくいい。泳ぎのテンポが良くて抵抗の少ない泳ぎをしている。それは種目を問わず、理想的な肩だと思います」

 加えて「足も柔らかくて水中でキックも利くから、あれだけ速く泳げるのだと思います」と分析した。

「日本人選手にはいないタイプ。柔らかい選手は日本人にいるけど、池江選手のようなタイプはいない。だから、どういう感覚で泳いでいるのかわからない。未知。ニュータイプという感じです」

 近年の日本競泳界には存在しなかったという「ニュータイプ」の17歳。では、性格的な観点からいえば、強さはどこにあるのか。

「明るいし、何よりも負けず嫌い。リオ五輪でも、先輩の名前を出して『負けたくない』と言っているから、すごい子だなと。普通は言えないことです。自分が一番でありたいという欲がある。だから、全部で一番になりたいんじゃないでしょうか。本来なら種目を絞ったっていい。ただのチャレンジじゃない。いいことだと思います」

 4月の日本選手権では女子史上初の5冠を達成。一段と選手としてたくましさが増した印象だが、その裏に変化を感じていたという。伊藤氏は「五輪行って変わったと思う」と言い、こう続けた。

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最終更新:7/23(日) 14:14
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