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弟は注目株の日本代表MF。ベトナムでのリベンジを期す井手口正昭に訊いたアジアの現実と家族のこと

7/23(日) 9:32配信

SOCCER DIGEST Web

「陽介とは8歳違い。すごく可愛がっていた気持ちは変わらない」

 以前からずっと、話を聞きたかった選手がいた。名前は井手口正昭。Jリーガーだったが、決して万人が知る選手ではなかった。香港やベトナムでのプレー経験を持ち、日本代表の井手口陽介の兄でもある。
 
 彼の笑顔と人懐っこさに魅せられ、彼のアジアでの動向は常に気にしていた。そんな7月のある日、突然彼から“所属クラブを解雇された”という悲題を伴った連絡をもらった。ならば、「そのアジアでのアレコレをぜひ聞かせてほしい」と、今回のインタビューと相成ったのである。
 
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―――やっぱり聞かずにはいられない質問から。兄弟でサッカー選手、しかも弟は日本サッカー界期待のホープのひとり。比較されたり、よく弟の話を聞かれるのでは?
 
「確かによく聞かれます(笑)。でも素直に弟の成長は嬉しいですし、どんどん活躍してほしいと願っています。陽介とは8歳違い、幼少期はすごく可愛いがっていましたよ。そのまま歳がスライドしただけで、今でも気持ちは変わらないというか(笑)」
 
―――ご出身は福岡ですよね?
 
「はい、福岡空港に程近い場所で育ちました。私が大学進学と同時に上阪し、その後に陽介が中学進学のタイミングで母と一緒に来て、今では父も大阪に住んでいます」
 
―――そして陽介さんはガンバ大阪のアカデミーでメキメキと頭角を現わしたのですね。
 
「ガンバ大阪はジュニアユースからお世話になっています。小学校までは福岡にいて、アビスパ福岡のスクールに通っていたんです。私が大阪にいたこと、またガンバ大阪のアカデミーの好評判も知って、もっと高いレベルでやらせたい、越境して懸けてみようと母は思ったんだと思いますよ。母は気持ちが強く、嗅覚が凄いんです。陽介には才能を感じたのでしょうね(笑)」
 
―――家族皆で集まったり、兄弟でサッカーの話をしたりはするんですか?
 
「全員で集まれることは少ないですね。兄弟同士で連絡は取り合いますが『代表どうだった? 本田や香川と話した?』的なミーハーな質問くらいで、深いサッカーの話はほとんどしないです。最近は近況も含め“母経由”で情報を共有する家族になっています(笑)」

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最終更新:7/23(日) 9:32
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