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異色TVゲームで学ぶプログラミングの神髄

7/23(日) 6:00配信

東洋経済オンライン

物心ついたときからゲームと付き合い続けてきた筆者が、その長いゲーム歴から最新作や過去の名作までもを掘り起こして語り尽くす連載。今回は、任天堂「Switch」の異色パズルゲームを取り上げる。

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■楽しみながらプログラミングを学ぶ

 今回紹介する「ヒューマン・リソース・マシーン」は、2017年6月8日に任天堂の最新据え置き型ゲーム機「Switch」(スイッチ)でダウンロード販売が開始された、プログラミングの考え方を楽しむことができるパズルゲームである。それも、たった1000円で体感できる。フライハイワークスというゲームメーカーが提供している。

 ヒューマン・リソース・マシーンとは意訳すれば「社畜」という意味だろうか。任天堂のホームページに記載されている公式なキャッチコピーに「小さな従業員をプログラミングしてパズルを解こう!  目指すは誇り高き社畜……もとい社員!」とある。

 プログラミングといえば、昔はモニターに向かってなにやら呪文のような文字列を打ち込むもので、エンターテインメント性などとはまったく無縁であった。

 しかし最近ではコンピュータ利用の裾野が広がり、子どもでもプログラミングを楽しめる環境も整い始めている。NHK教育の番組でも使われている、子ども向けのプログラミング学習アプリの「Scratch」(スクラッチ)や、文部科学省が開発した「プログラミン」などの、誰でも簡単にキャラクターを動かしたり色をつけたり音を出したりできるビジュアルプログラミング言語が広く親しまれている。

 そしてついにSwitchにもビジュアルプログラミング言語を扱ったゲームアプリが現れたかと、プレーしてみると……。

 ゲーム内容は、入力される数値や文字を、与えられた命令を使って変換したり比較したりして、お題に沿った出力をするというもの。途中の処理はプレーヤーキャラクターが、箱(=データ)を手に持ったり、番号が書かれた床に置いたりすることで行われる。手に持てる箱はつねに1つだけである。

 「これ、かわいいキャラクターでゲームの皮をかぶっているけど、プログラミング言語のアセンブラじゃん!」

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