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今月は餃子、来月は肉! 毎月テーマが変わる「ネオ横丁」が秋葉原に

7/23(日) 12:00配信

日経トレンディネット

 近年のはしご酒ブームで、昭和の雰囲気を感じさせる「横丁」人気が再燃。カジュアルな価格と雰囲気の飲食店が集合した“ネオ横丁”が全国的に数多くオープンしている。そんななか、2017年7月14日、秋葉原駅高架下に「TOKYO UMAI YOKOCHO(東京うまい横丁)」(以下、うま横)が10月31日までの期間限定でオープンした。運営は「肉フェス」などのイベントを手がけるAATJ(東京都港区) で、「日本初の毎月テーマと店舗が変わる横丁」(同社)だという。

【関連画像】最も秋葉原寄りにある「札幌マルエス食堂」(札幌市)の「肉の爆弾 肉巻き餃子」(600円※税込み、以下同)。餃子に巻かれている国産豚バラ肉は餃子のあんと一体感のある柔らかさながら、肉を食べた満足感も感じさせる

 7月のテーマは「餃子」、8月は「肉」で、2 大フードフェスと呼ばれる「餃子フェス」と「肉フェス」がそれぞれプロデュース。「アットホームな雰囲気が魅力の“横丁”は、女性や外国人観光客にも人気。また肉食女子も増加しており、肉フェスや餃子フェスでも約6割は女性客という状況。『うま横』は、ガッツリ食べたい肉食女子と、和気あいあいの雰囲気で飲みたい横丁女子の両者の心を掴むスタイルであり、清潔感のある空間を重視して作り上げているので、女性や、横丁初心者の方にも楽しんでいただけるのでは」(AATJマーケティング本部の福澤佑美氏)。

 テーマが毎月変わる進化系横丁「うま横」とは、いったいどんなところなのか。オープン直前の内覧会に足を運んだ。

近江牛を食べるための餃子、“肉の爆弾”餃子!?

 うま横があるのは、秋葉原駅の電気街口を出た高架下沿い。AKB48 劇場、全国の物産を集めた商業施設「CHABARA ちゃばら」を通り過ぎて少し歩くと、高架下にキッチンカーが見えてくる。秋葉原駅寄りのエリアに8店舗のキッチンカーが並び、奥の末広町方面に3か所のドリンク売り場がある。ここでまず飲み物を購入してから各店舗をチェックすると効率的だろう。

 「せっかく来たからには、8店舗の餃子すべてを制覇したい」と意気込みつつも、「味の違いが分かるだろうか」「途中で飽きて、食べるのが嫌になるのでは」という不安もあった。だが全種類食べてみると、8店中4店は「肉巻き餃子」「水餃子」「えび餃子」「羽根つき焼き小籠包」という変わり餃子で、スタンダードな餃子もそれぞれに個性が強く、違いは明らか。餃子好きなら、食べ飽きることなく全種類を制覇できそうだ。

 特に印象に残っているのが、「近江牛餃子 牛とんぽう」(近江牛餃子 包王)。近江牛の味わいが強烈で、餃子というよりは肉料理を食べているよう。サイズにも驚いた。聞けば最初は通常のサイズで作ったが、それだと近江牛の味わいが伝わりにくかったので、思い切って大きなサイズにしたそうだ。「近江牛のおいしさを知ってほしいので、餃子1個に近江牛を使ったあんを40gも入れており、原価が高くて大変」とのこと。「サッポロマルエス食堂」の「肉の爆弾 肉巻き餃子」は餃子を巻いた豚バラ肉が非常に柔らかく、肉と餃子の一体感に面白さを感じた。

 「四川香る!旨辛チリソース水餃子」(新宿駆け込み餃子)や「羽根つき焼小籠包」(羽根つき焼小籠包 鼎’s(Din’s))など、たれに工夫がある餃子のおいしさも印象に残った。特に「羽根つき焼小籠包」はさっぱりした酢味噌ダレが肉汁とからみ、夏向きの味。辛みを極力抑えた香港ラー油が、酢味噌の爽やかさを生かしている。「えび餃子 秘伝九条ネギラー油かけ」(西麻布 炙り家 縁)も、「秘伝九条ネギラー油」のインパクトが強烈だった。

 だが同横丁には、餃子以外にもうひとつの目玉がある。それが“餃子屋がつくる本気飯(めし)”だという。いったいどんなものなのか。

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