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手軽に国際分散投資 クレカのポイントを使うサービスも登場

7/24(月) 7:00配信

マネーポストWEB

 2016年以降、フィンテック(FinTech)ベンチャーや証券会社からリリースが相次いだ「ロボアドバイザー」により、国際分散投資へのハードルが下がりつつある。

 ロボアドバイザーは、投資家の資産やニーズに応じてポートフォリオを提案し、国内外のETF(上場投資信託)に投資する。購入するETFの中には、世界各国の株式市場へ投資するETF銘柄も含まれるため、○○ショックといった経済危機にも対応しながら、長期的な国際分散投資を目指せるようなサービスにしている会社も多い。

 2017年に入ると、「少額・小口から積み立てる」サービスも登場した。

 クレジットカードや電子マネーで買い物した金額の「おつりに相当する端数」を活用して、自動積立運用ができる「おつり投資」が今年の春以降に続々登場。ロボアドバイザーを提供するウェルスナビからは「マメタス」、投信投資顧問のTORANOTECからは「トラノコ」がリリースされた。投資先は同様に国内外のETF。

 おつり投資は、例えば270円の買い物をする際、300円をクレジットカードで支払うと、端数(おつり)の30円を運用原資として貯める、という仕組み。貯める端数額は各社の設定欄から選べる。

 それほど意識せず毎月数千円程度の積み立てが行われ、自動で投資まで行ってくれるとなれば、投資未経験者でも国際分散投資へのハードルを高く感じないだろう。

 さらに、クレジットカードのポイントを活用した資産運用サービスも登場した。クレジットカードのポイントは、買い物した金額に「プラスアルファ」として付いてくるため、「おつり投資」の資金準備方法とは別。おつり投資同様に、国内外のETFへ投資することで、国際分散投資を行う。

 昨年末に「ポイント運用サービス」をリリースしたクレディセゾンでは、クレジットカードの支払いによって得られたポイントを投資信託の運用に回すことができる。

 証券会社のインヴァスト証券もジャックス(JACCS)と提携して同様のサービスをスタートさせた。専用のクレジットカード「インヴァストカード」を発行し、カード利用額の1%が現金でインヴァスト証券の口座に積み立てられる。一定額の資金が貯まれば、事前に設定しておいた投資コースに沿って運用が始まるという仕組み。

 楽天カードでもポイント活用の資産運用サービスが今夏に登場予定ということで、「クレカのポイント×資産運用」という分野も発展が続きそう。

 ロボアドバイザーの登場で国際分散投資へのハードルが下がり、おつり投資やクレカのポイント運用といったサービスにより、投資資金を準備する手間が軽減。今後も個人投資家寄りの環境整備へ期待ができそうだ。

最終更新:7/24(月) 7:00
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