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RIZAP関連が株式市場を席巻、事業再生手腕と優待に注目集まる

7/24(月) 16:00配信

マネーポストWEB

 2017年前半の株式市場で大きな注目を集めたのが「RIZAP」関連銘柄の高騰だ。有名人のダイエットを次々と成功させるCMでおなじみのプライベートジム「RIZAP」を展開するRIZAPグループ(2928)と、その上場子会社8社がそろって年初来高値を更新する急騰相場を演じたのだ。ストップ高を連発する銘柄も現れ、「RIZAP」は相場の一大テーマとなった。

RIZAPグループの事業再生手腕に市場が注目

 RIZAPグループ本体も2017年3月期の営業利益を前期の3倍にするなど業績を拡大しているが、M&Aで次々と傘下に収めた赤字企業の業績が急回復している点は注目に値する。2016年に傘下入りした女性下着販売のマルコ(9980)は、グループ入り後9か月で黒字化を達成。2015年に子会社化したアパレルの夢展望(3185)も、2018年3月期で債務超過を解消する見通しで、業績不振にあえいでいた企業が軒並みV字回復している。RIZAPグループの事業再生手腕が注目の的となり、グループ全体の株価を押し上げる大相場につながったのである。

 各社の業績回復と株価上昇はもちろんなのだが、投資家にとっては、株主優待も大きな注目対象となっている。RIZAPグループ本体の株主優待は、19万円程度の投資(7月20日時点。以下同)で自社グループ製品4000円分を選択できる。グループといっても未上場を含め19社もあるので、化粧品や健康食品、ダイエット関連品、雑貨、衣料品、加工食品、書籍などバラエティ豊富で、150点もの商品が用意されている。

 上場する子会社でも、イデアインターナショナル(3140)、SDエンターテイメント(4650)、夢展望、マルコが同様にRIZAPグループ製品を選べる優待を実施している。イデアインターナショナルは12万円程度の投資で年額9000円、夢展望は15万円程度の投資で年額8000円分、マルコは5万円程度の投資で年額4000円分と、親会社より有利な優待利回りになっている。

2017年に傘下入りした3企業の株主優待新設はあるか

 子会社化されたばかりでまだ株主優待のない傘下企業にも注目は集まる。ジーンズメイト(7448)は2017年2月、フリーペーパーのぱど(4833)は3月、和装品の堀田丸正(8105)は6月に傘下入りしている。前出の夢展望は子会社化から2年2か月後、マルコは10か月後に現在のRIZAPグループ商品の優待を発表し、それを機に株価は急騰している。好決算や業績予想の上方修正と同時に発表される傾向もあるので、ニューフェイス3社の株価や業績動向に注目しておくと、優待と値上がり益を同時に狙える相場が来るかもしれない。

■文/森田悦子(ファイナンシャルプランナー/ライター)

最終更新:7/24(月) 16:00
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