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瀬戸康史「本当に苦手なんです」避けて通れない意外なもの?

7/24(月) 18:05配信

ザテレビジョン

俳優の瀬戸康史が、10月4日(水)の東京・本多劇場を皮切りに、九州、北海道などで上演される舞台「関数ドミノ」に出演。「イキウメ」主宰者である前川知大の代表作の一つで、過去3度上演されてきた同作。今回、主演を務める瀬戸と、前川の信頼も厚い演出の寺十吾(じつなし さとる)にインタビューを敢行。作品の見どころの他、舞台の魅力などを語ってもらった。

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――今回オファーを受けた時、どのようにお感じになりましたか?

瀬戸:僕は「イキウメ」、もっといえば前川さんが好きなので、昨年も「遠野物語・奇ッ怪 其ノ参」という作品で前川さんとご一緒したんですけど、今年もこうして「関数ドミノ」で前川さんの作品をやれるというのはとてもうれしく思いましたね。

――今回の共演者についてはいかがですか?

瀬戸:柄本(時生)さんとかは初めてご一緒するのですが、個性的な方だろうなという勝手な印象は持っています(笑)。一緒にお芝居できるのがすごく楽しみだなという印象です。あとは共演したことがある方が多いので、今回「イキウメ」の作品で皆さんがどう化けるのかがとても楽しみですね。

――寺十さんは、瀬戸さんについてどのような印象をお持ちですか?

寺十:昨年「奇ッ怪」に出られた瀬戸君を見ていて、すごく何かがひょう依したようなお芝居をしていて、それがすごくすてきで。ひょう依したような演技をしていた瀬戸君がとても魅力的だったので、彼の人物像、どんな人物で、どんな性格で、どんな生い立ちなんだろうみたいなところに興味を持ちました。

だから今回の同じ前川さんの話でも、そういったところを見せていくようにはしたいと。

――瀬戸さんは、寺十さんについていかがですが?

瀬戸:僕が勝手に思っているのは「合うな」と(笑)。寺十さんはもしかしたら合わないかなと思っているかもしれないですけど(笑)。僕はなんとなくそういうのは感じていて、でも追い込まれるんだろうなという予想をなんとなくしてますね。でもそれを含めて楽しみですね。

――瀬戸さんが感じる舞台の魅力というのはどの辺りにあるのでしょうか?

瀬戸:役とか作品に浸っている時間…ドラマとか映画は2週間で終わってしまったりとか、どこか“あっという間感”があるんですけど、舞台はずっと浸っていられます。共演者の方、演出家の方、スタッフの方、それ以外にも多くの人たちと一歩一歩作り上げていっているんだなというのがものすごく感じられると思うので、とても僕は舞台が好きです。

あと一番違うのは、生だというところじゃないですかね。そこがとても不安な部分で、すごく苦手意識もあったんですけど、いつの間にかそういうのも少なくなってきて、舞台っていうものを楽しめるようになってきたと思います。

――本番直前など緊張されたりもするのでしょうか?

瀬戸:とてもしますね。緊張はしますね。よく役者の方が言うのは、まだ稽古中でせりふも入っていないのに本番に出なきゃいけない夢を見るとか、そういうことも結構ありますね。それは不安から来るものなのかなと思いますけど。

――「イキウメ」のファンと伺いましたが、「イキウメ」の魅力について教えてください。

瀬戸:SF作品が多いといわれているじゃないですか。でもその中にちりばめられている現実というものが魅力の一つで、見終わった後にすごく冷静になれる。今の自分でいいのかとか、世の中このままでいいのかとか、そういうのを考えさせられるところかなと思います。

寺十:SFの話や奇怪な話とか、ないはずなのにだんだんあるように思えてくる。見終わった後には「ひょっとしたら」という気持ちに少しでも近づいていたりもする。「いや、待て待て! ないでしょ?」と思うんだけど、ないのは分かっているのに、“そこがそこである芝居”を役者さんがすると、だんだん“そこがそこである”かのように見えてくる。演劇の基本的な楽しさが前川君の書く物語にあると思います。

――これから本格的な稽古に入っていくわけですが、本読みの段階で、意識されていることなどありますか?

瀬戸:一人で芝居は作るもんじゃないなと思うし、たぶん作れない。何も考えてこないというわけではなく、フラットな状態というか、難しいとは思うんですけど、そんな状態で最初はいられればいいのかなと思いますね。

――瀬戸さんは本読みの前日とか「よし! やるぞ!」みたいな気持ちになるものですか?

瀬戸:本読みの前に顔合わせがあるんですけど、それが本当に苦手なんですよ(笑)、すごく堅苦しいじゃないですか。偉い方がいっぱいいて、その中でしゃべらないといけない(笑)、たぶん苦手な人いっぱいいると思います(笑)。でも形としてはやらなきゃいけない。

――今回の作品は、一つの事故が起きて、運命に関わってくるという展開なんですが、ご自身の運命的なエピソードがありましたら教えていただけますか?

瀬戸:プライベートで良くないことが起きると仕事が良くなる。(良くないことが起きると)落ち込みますけど、複雑ですよね。例えば恋愛がうまくいかなかったと、そしたら仕事で大きなものが入ってきたりとか。風邪ひきました…そしたらそれに見合った仕事が(笑)。

――では最後にファンの方にメッセージをお願いします。

瀬戸:九州とか北海道とかですと、東京でしかやっていないお芝居というものはなかなか見に来る機会がないかもしれないので、この「関数ドミノ」を演劇に触れるきっかけにしてもらえたらとてもうれしいです。あと地元なので九州。地元の方たちにも成長した姿を見ていただきたいなと思います。

寺十:演劇でしか味わえない、生でしか味わえない奇跡があるので、それを見に来てください。

最終更新:7/24(月) 18:05
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