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「釣り女子」を育てる目からウロコの“仕掛け”

7/24(月) 9:00配信

東洋経済オンライン

 釣り具の老舗ハヤブサの歯朶(しだ)由美社長は、日本釣振興会の女性理事になりました。振興会47年の歴史で初めてのこと。長らく男の社会だった釣り業界も、縮小する釣り市場に危機感を抱き、女性目線での改革を目指しています。

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■釣り人口はピーク時の3分の1に

 子供たちに人気だった『釣りキチ三平』、西田敏行・濱田岳さんが映画、テレビで演じる『釣りバカ日誌』など、釣りは老若問わず楽しめる国民的レジャーだと思っていました。

 「いえいえ、10年前に1200万人だった釣り人口は、いま、700万人を切っています」と歯朶社長。振り返れば、ピーク時の1990年代後半は2000万人超え。キャンプのついでに釣りも、といった隠れ釣り師も加えれば、潜在需要3000万人というのも大げさではありませんでした。それが現在は3分の1に縮小。人口減、海底環境の保護、湾岸の保安強化などさまざまな理由から、釣り離れに拍車がかかっています。危機感を持った釣り業界は、テクノロジーの進化、マーケティングの強化に加え、釣り人そのものを育てる取り組みを始めています。そして釣り針、仕掛け大手の「ハヤブサ」も、女性社長独特の視点で、釣り人口底上げ活動を積極的に展開中です。

 まずは、女性ファンを広げるため2015年から始めた「ハヤブサLady 隼華(ハヤカ)」です。全国から釣り好き女性を募集。今年加入の25人を加え、現在56人の女性メンバーが北海道から九州で活躍しています。役割は、一般女性へ釣りの楽しさを伝えること。会社から釣り具の提供を受けて、こんな仕掛けでこんな魚が釣れました、といったレポートを専用ブログに書き込み、広く情報発信しています。このブログが人気を呼び、マスコミの取材依頼も増加。彼女たちは取材に同行して、ハヤブサブランドのアピールに努めてくれています。

 女性向けの釣りイベントにも力を入れています。昨年から年間6回、関東、関西、九州で女性だけの釣りイベントを主催しました。人気のワカサギ釣りも、女性専用で10月に開催しています。

 一方で、子供たちが楽しめる「ハヤブサキッズ」イベントも開始。2016年8月11日には神戸市の平磯海づり公園でキッズ祭りを開催しました。約100人が参加し、釣り教室、ゲーム、抽選会など、大いに盛り上がりました。今年も同時期に同じ海づり公園で2回目の開催を予定しています。イベントのほかにも、子供たちが楽しめるオリジナル釣り具も開発中です。

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