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私がいないとダメ…「共依存夫婦」が抱える闇

7/24(月) 9:00配信

東洋経済オンライン

 こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

 あなたは、パートナーとどのような関係性を築いていますか。良き理解者、この世に唯一無二の存在として支え合っていければ理想的ですが、ときに「彼をサポートできるのは、私だけ」「彼を理解できるのは、私しかいない」と思うことはないでしょうか。実は、ここには危険な因子が含まれており、一歩間違うと、ゆがんだ“共依存”関係になりかねません。

■「あなたには私しかいない」は危険信号

 もっとも、人間関係はすなわち依存関係なので、共依存そのものに問題があるわけではありません。ただ、「あなたには私しかいない」という感覚は、共依存関係がゆがんでしまっている可能性があります。

 ゆがんだ共依存は、相手からの攻撃によって支配と服従の関係を起こしやすくなります。すると、服従の側は自分自身の意思や気持ちよりも相手の機嫌ばかりに気をとられて、疲弊してしまうことになります。

 極端な例としては、暴力を振るう夫に苦しみつつ、耐え続ける妻、といった関係が挙げられますが、やっかいなのは見えにくい攻撃の場合です。知らず知らずのうちに、パートナーから「支配」されているかもしれません。

 以下のチェックリストで、一つでも当てはまるものがあれば、ゆがんだ共依存関係にある可能性があります。その数が多いほど、支配されている度合いは高くなります。

・自分の気持ちより、パートナーの気分が自分の行動基準になっている

・パートナーがいる前で、友達と電話をしたくない
・パートナーが気分を害すると、何とかなだめようと一生懸命になる
・友達や親との交友関係が密だと、パートナーが良い顔をしないため、周囲の人と疎遠になりがち
・予定より遅く帰ることは、とてもハードルが高い
・自分が欲しいものでも、パートナーが嫌な顔をすれば買えない
・パートナーに対して意見することに、エネルギーがいる

■「見えにくい攻撃」4パターン

 それでは、ゆがんだ共依存関係にある場合に相手はいったいどのような攻撃をしてくるのでしょうか。見えにくい代表的な例としては、以下のようなものが挙げられます(今回は説明をわかりやすくするために妻=服従側として書いていますが、夫がこの立場になることも十分にあります)。

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