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決算相場が本格化!  狙うべき銘柄の特徴と投資戦略

7/24(月) 21:46配信

会社四季報オンライン

 第1四半期の決算発表が本格化する前から波乱含みの相場となっている。好調な決算内容に対しては新聞の観測記事も含めて素直に反応するものも見られるが、買われるもの、売られるものとで明暗を分けている。また、好調な決算を発表した銘柄に連れ高となる業種もあれば、連れ高とならないものなどもある。

 決算発表の何に反応しているのか、どこまで反応するものなのかがはっきりしていないため、実際に持ち高をどう調整していけばいいのかがわかりにくい。しかも相場全体とすれば、米国の利上げが遠のき、欧州でも金融緩和状態が継続するということで、為替は円高気味となって好決算を打ち消してしまう動きも見られる。

 決定的な買い材料に乏しいこともあり、7月に入ってからの東京株式市場は日中の値幅が小さく、海外市場での為替動向などに振らされて寄り付きこそ動きがみられるものの、その後は動きが止まってしまうという展開だ。

 一方で、足元の決算は比較的好調なものが多くなっているので、売り急ぐ動きも少ない。日銀や年金による買いも引き続き期待できるということで、売り渋りも見られる。ただ、日経平均の採用銘柄入れ替えの影響や、加計学園問題をめぐる政治的な混乱もあり、少なくとも積極的に買い上がる状況にはなく株価指数の方向感は乏しい。

■ 個別の対応が必要

 相場全体の動きが読みにくいなかでは個別に対応していくしかない。好決算を発表した銘柄を見るとつい、ついて行きたくなるものだが、好調な決算を発表してもすでに大きく買われている場合は、上値が重くなるとすぐに手仕舞い売りに押されることになるし、逆に予想を下回れば一気に売られてしまう。

 好調な決算発表に反応して大きく買われる銘柄も散見されるが、いったん買われた後に手仕舞い売りをこなしてさらに買い上がられるかといえば、そういうわけにもいかない。決算発表に反応していくということはなかなか難しそうである。となると、狙える銘柄群は、「あまり期待されていないが好調な決算を発表した銘柄」、そして「好調な決算でも先行き懸念でまったく買われない銘柄」ということになるのではないか。

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