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「筋肉質な暗闇」「レントゲンケーキ」…不可解な怪物たちが繰り広げる、奇妙なカイブツショー! 世界的アニメーション作家が描く、毒っ気たっぷりのユーモアあふれる絵本

7/24(月) 17:30配信

ダ・ヴィンチニュース

「頭山」で日本人初、アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた世界的アニメーション作家であり、絵本作家である山村浩二の最新絵本『怪物学抄』が2017年7月14日(金)に発売された。

「筋肉質な暗闇」「レントゲンケーキ」…。不可解な怪物たちが繰り広げる、奇妙なカイブツショウ! 中世ヨーロッパの怪物学者が覗いた世界を描いた待望の絵本は、発売前から各界より絶賛の声が集まっていたほど。

これら奇怪千万な生き物が全部自分に見える人は、かなり正常である。柴田元幸(翻訳家)
個性を伸ばしすぎた奴らが、壊れながら生きてる。かっこいい。穂村弘(歌人)
日本には、真のデーモンたちが棲んでいる。ヤン・シュヴァンクマイエル(「アリス」映画監督)
著者からのメッセージ
20代の頃、澁澤龍彦や荒俣宏の紹介する中世ヨーロッパの怪物達や、土佐光信の百鬼夜行絵巻に魅了され、それらは自分の身となり、肉となり、とても近しい存在となっています。怪物をモチーフにしたスケッチは、そのころからこれまで30年間の自分の手帳の中に度々登場しています。それを絵本やアニメーションにすることも何度か考えましたが、見せ方、たとえば物語といった枠組みの決定的なアイデアがなかなか出ませんでした。今回の怪物達の直接的なデザインは、2013年ごろにスケッチした怪物のイラストが土台となっています。それとは別に、聞き間違えや、翻訳されることで奇妙に聞こえる言葉から発想した形容詞と名詞の変な組み合わせの断片的な言葉のメモを時々書いていました。ここ数年言葉と映像を並列にあつかう見せ方を探求していた流れで、その怪物の絵とテキストが自分の中で繋がり『怪物学抄』の創作が加速しました。もうひとつ、2014年ゲーテの生家で見た家庭用人形劇の舞台装置が、今回の怪物をみせる枠組みのアイデアの源泉となっています。アニメーションは、ヘンデルの音楽が美しく映像と共鳴し、絵本は、装丁も手がけ、愛着のある作品となりました。皆さんに、お気に入りの怪物があることを願っています。

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