ここから本文です

阪神・メッセンジャーのプロ初ホームランは、マイナーを含め日米通じて初だったのだが

7/25(火) 11:20配信

週刊ベースボールONLINE

 打った瞬間の音はパワーヒッターそのもの。放物線を描いた打球は右中間スタンドに飛びこんだ。7月23日、3回表打席に入った阪神の九番、投手のメッセンジャー。2ボール2ストライクから141キロのカットボールを叩き、来日8年目にして初本塁打。プロ野球では432打席目でのホームランとなった。

 メジャーでの成績を調べると通算8打席の記録があるがホームランはなし。マイナーの成績も調べてみた。こちらも通算43の打席経験があったがホームランなし。つまり、先日の本塁打は483打席目での日米通算でのプロ入り初本塁打となる。

 それでもメッセンジャーは「風のおかげ」と謙そんしているところが彼らしい。もし、この初本塁打がベールボールカードになったとしたら……カードコレクターであるメッセンジャーの奥さん、ベネッサさんは非常に喜ぶだろう。

 先日、取材のときに読者プレゼント用に2017年のベースボールカードにサインをもらった。サインを書きやすいように机にカードを並べて待っていたのだが、部屋に入りカードを見た瞬間「お! これは2017年バージョンじゃないか。僕らはまだこのカードは持っていないよ。ワイフが僕のベースボールカードのコレクターなんだ」と欲しそうな表情をしたのだ。自らサインをした後、やはり「これワイフのために、1枚持って帰ってもいいかい?」と聞いてきた。もちろん、断る理由はなく、お渡しした。

 その出来事があったため、23日のホームランを見た瞬間、このプロ入り初本塁打がベースボールカードになったら、どれくらいベネッセさんが喜ぶだろう、と想像してしまった。選手個人のためだけにカードを制作するというのは難しいものだとは思うが、助っ人がメジャーでも果たせなかった、そして日本で7年間在籍しても成し遂げられなかった、記念の一発に対して、何とかならないものか、と思った次第だ。

 ちなみに交流戦が始まった2005年。公式戦でパ・リーグの投手が初めて打席に立つことになったのだが、このときのパ・リーグ投手第1号本塁打を放ったのが、当時日本ハムのエース・岩本勉(現野球解説者)だった(2005年5月21日巨人戦=東京ドーム)。そのホームランを打ったときの写真がカードになったことがあるが……。

文=椎屋博幸 写真=内田孝治

週刊ベースボール

記事提供社からのご案内(外部サイト)

カープ&ホークス ペナント制覇!
広島・ソフトバンクの歓喜の優勝シーン
祝勝会&優勝会見再録