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コミュニケーションで日本の医療現場を変える:第5回 医師の人材開発

7/25(火) 11:40配信

コーチ・エィ

国内でも急速に増え続ける糖尿病患者。生活習慣病である糖尿病の診療には、チーム医療や患者さんと医療者とのコミュニケーションが重要な要素です。糖尿病診療現場でのチーム医療とは?コーチングを活かしたコミュニケーションの活性化とは?医療従事者の人材育成とは?現在、千葉大学病院総合医療教育研修センターで教育専任医師としても活躍されている、横尾英孝先生にお話をうかがいました。

第1回 「全身を診るために」選んだ糖尿病というフィールド
第2回 糖尿病の診療のために、チーム医療に取り組む
第3回 コーチングを取り入れたチーム医療とは
第4回 チーム医療を成功に導く鍵とは
第5回 医師の人材開発
第6回 コミュニケーションは一つの専門技術

第5回 医師の人材開発

千葉大学で教育専任医師となった横尾先生。新しい職場で取り組んでいらっしゃることをお聞きしました。

ーーーー 千葉大の方に戻られて、現在はどんな取り組みをされているのでしょうか。

横尾) 私は今、「アテンディングドクター」という教育を専任とするポジションについています。主に、医学生や研修医、レジデントの教育をする立場にあります。もちろん診療や研究にも携わっていますが、教育に全業務の50%以上を充てることになっています。

ーーーー 具体的にはどんなことをされているのですか。

横尾) 学生や研修医と一緒に入院患者さんを受け持ち、回診や診察を行います。また、糖尿病の診断や治療方針、インスリンなど薬剤の使い方を教えたり、時には一緒に考えたり、病状説明を行ったりと、日々診療を行っています。もちろん、講義をやることもあります。また、研修医採用の説明会や他大学で開催されている医学教育のセミナーに参加するなど、院外の活動もあります。

ーーーー なるほど。ドクターを育てていくという観点では、日々どのようなことを意識していらっしゃいますか。

横尾) 自分で考える習慣をつけ、問題解決能力を養うようにしています。 また、「相手の強みをさらに伸ばすにはどうしたらよいか」という問いを常に自分に投げかけて日々の指導に携わっています。振り返ってみるとコーチングを学ぶ際に身に付けた経験やスキルがとても役に立っています。自分を振り返ってみても、ある程度経験を積んで自分なりの行動や思考パターンが完成した医師を変えていくことは、時に困難です。なので学生や研修医のうちに物事を主体的に捉えたり、自分の長所や価値観、目標を明確にしたりするような働きかけをしておくと、そこから先の伸びしろも大きいのではないかと思っています。そのため、単に診察の仕方やインスリンの調整法を一方的に教えるだけではなく、日々の指導の中にもコーチングのような対話の時間を入れるようにしています。

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最終更新:7/25(火) 11:40
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