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デジタル動画は売り手市場、ライセンス販売に勝機あり?:Facebookを見限るパブリッシャーたち

7/25(火) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

デジタル動画は売り手市場だ。パブリッシャーはテレビネットワークのように考えはじめた。

6月には、科学専門のパブリッシャー、インバース・プレス(Inverse Press)が、8つの新番組の制作をはじめたことを明かした。そのうち、「サイエンス・アンド・チル(Science and Chill)」と「ミーム・ハンターズ(Meme Hunters)」の2つは、すでに2つのプラットフォームに販売された。また、さらに2つの番組で、広告によるマネタイズが期待できるという。

インバースは、動画パブリッシャーとして知られた企業ではない。だがいま、プラットフォーム、OTT(オーバー・ザ・トップ)サービス、そしてパブリッシャー各社が、オーディエンスとコンテンツをこぞって追い求めている状況だ。そこで、インバースのようなパブリッシャーは、プラットフォーム向けにコンテンツ制作し、質の高いコンテンツやオーディエンスを求める外部配信チャネルにライセンス提供する取り組みをはじめている。彼らはそのために、配信プラットフォーム向けのショートフォーム動画を次々と制作するのではなく、少ないリソースを活かして動画コンテンツを制作することで利益を得ようとしている。

「このやり方なら、1日に20本の動画を制作できるほど大量のスタッフを抱えていなくてもいい」と、インバースの創設者、デイブ・ネメッツ氏はいう。「クリエイティブなスタッフの確保が重要になる」。

ほとんどのパブリッシャーにとって、ライセンスはまだ大きな収益源になっていない。だが、早くからはじめたパブリッシャーは多くの可能性を見出している。「カレッジ・ヒューマー(CollegeHumor)」や「ドークリー(Dorkly)」の親会社であるエレクタスデジタル(Electus Digital)は、2015年から10を超える異なるプラットフォームに自社のデジタル動画シリーズをライセンス販売している。エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのシェイン・ラマニ氏によれば、今後5年間で、同社の動画関連収益の3分の1はライセンス収入が占める見込みだという。

「我々は、知的財産の開発とマネタイズを手掛けている」とラマニ氏は語った。

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