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「子どもの未来広げたい」、斎藤工が無料アニメをつくるわけ

7/25(火) 21:59配信

オルタナ

途上国の子どもたち向けに映画の上映会を開くNPO法人World Theater Project(東京・中央)は俳優の斎藤工さんと組み、クレイアニメを制作している。同作品のストーリー原案とキャラクターの声を斎藤さんが担当する。誰でも上映できるように著作権フリーにした。斎藤さんは、「映画を観たことがない子どもたちに届けたい。子どもたちの未来を広げたい」と意気込む。(オルタナS編集長=池田 真隆)

同作品の仮タイトルは、「映画の妖精 フィルとムー」。5分程度のショートムービー。キャラクターを粘土でつくり、1シーンごとに形を変えて撮影するクレイ・アニメーションで制作する。監督は、秦俊子さんが務める。完成予定は今年10月。

斎藤さん自身が原稿案を書いたストーリーはまだ明らかにされていないが、登場するキャラクターは、映画の妖精「フィル」と「ムー」。映画史に残る名シーンを引用し、フィルとムーがスクリーンの中へ旅に出る内容だという。

著作権フリーにし、誰でも無料で上映できるようにした。キャラクターの声は斎藤さんと板谷由夏さんが担当するが、グローバルで観てもらうために、特定の国の言葉ではなく、「鳴き声」として声を出す。

現在、同作品の制作資金として、455万円をクラウドファンディング「モーションギャラリー」で集めている。昨日から募集を開始して、25日時点ですでに130万4500円が集まっている。

斎藤さんは、今作品には商業的な意味合いはないとし、「子どもたちの未来が広がっていくことが重要」とこの取り組みのミッションを説明した。

途上国の無電化地域で暮らす子どもたちには、都市部の子どもと比べて情報が行きわたっていない。その結果、将来の選択肢が、身近にいる大人の職業に影響を受け、医者もしくは学校の先生と限定的になっているという。

こうした背景から、映画を通して、「夢の選択肢を広げていきたい」と強調した。斎藤さんは、「スマートフォンなどを使って、誰でも簡単に上映できるようにしていきたい。映画を上映する特派員になってほしい」と呼びかけた。

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最終更新:7/25(火) 22:26
オルタナ

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