ここから本文です

部下を抑えつけないと気がすまない上司への対処法

7/25(火) 7:11配信

@DIME

 あなたの上司は、部下を抑えつけていないだろうか。仕事の指示や命令がめちゃくちでありながら、部下から意見を言われると否定しないだろうか。部下を本当にほめ、称えるだろうか。

 私は会社員の頃、部下を抑えつけないと気がすまない上司に仕えたことがある。精神的に滅入るものがあり、疲れてしまう時期でもあった。今回は、部下を常に抑えつける上司への対応策を私の経験をもとに紹介したい。

■自分の優位性を誇示したい

 こういう上司は、自分が部下よりも優位であることを誇示したいはずだ。裏を返すと、不満や劣等感をもっている可能性がある。自信がないのだ。ふつうに話し合うと、部下を説得することができないと思っている。抑えつけないと、なめられると思い込んでいる。だから、揚げ足をとるかのようにささいなことで騒いだりもする。

 上司のこういう思惑を見抜くと、おのずと対応策が見えてくる。最も避けるべきは、議論をすることだ。正しいことを主張したところで、このタイプは認めない。自分が否定されたと思い、人事評価などで報復する場合がある。私がかつて仕えた上司も、こういうタイプだった。

 私が言い聞かせていたのは、この言葉だ。「部下である自分には、未来がある。上司のそれには限界がある」。ここまで含めて考えほしい。先が見えている上司とぶつかるなんて、意味がないのではないだろうか。

■上司を勘違いさせない

 ここからが、大切だ。こんなレベルの上司にあらゆることにおいて譲歩すると、間違いなく勘違いをする。もともと、劣等感を持っているがゆえ、盛んに自分を誇示し始める。「俺は、こんなにすごいぞ!」と言わんばかりに。

 部下からすると、これは警戒すべきだ。あなたの仕事がかき回される可能性がある。私の会社員の頃の経験で言えば、上司が中途半端な経験しかないのに、部下の仕事に指示や命令をする。その内容やタイミングが間違いであっても、ゴリ押しをする。上司との接し方がうまくない部下は大幅に譲歩をする傾向があるが、それが後々、混乱になることもある。このことは常に意識し、いい意味で距離をとることが必要になる。

■「距離をとる」

「距離をとる」とは議論をしないことであり、必要以上に報告・連絡・相談をしないことだ。誤解なきように言えば、上司を無視して仕事をすることではない。ひどい上司であろうとも、最低限度の関係を維持しつつ、仕事を進めていくことは義務である。

 ここで、さらなる注意が必要だ。距離をとるといつしか、職場で孤立をすることがある。孤立をしているような気がするとしたら、周りがあなたには関わらないようにしている可能性がある。上司から悪く思われたくないから、離れようとしている。

 あなたは、うろたえる必要はない。その姿を見て、上司は喜ぶことすらある。「自分が勝った」と思う場合すらある。ここで、原点に戻ろう。あなたには非はない。仕事の大きなミスも落ち度もない。自分を大きく見せようとして、部下を押さえつける上司の側にこそ、大いなる問題がある。このことを心に秘めて、堂々としていればいい。

■関係を切る

 現在の会社は、人事異動などを認めているだろうか。仮に人事異動があり、人事ヒアリングの場で意見を聞いてもらえるならば、他部署への異動を願ってもいいのかもしれない。もちろん、冷静に深く考えたうえで決断をするべきだ。
人事異動がないならば、何らかの形で、静かなる抵抗を続けたい。

 部下を抑えつけないと気がすまない上司はいったん、抑えることに味をしめると、際限がない。私の会社員の頃の上司も、現在、仕事で出入りする小さな出版社の管理職・役員たちにもその傾向がある。こんなレベルの人の部下にいつまでもいると、あなたの人生をつぶされてしまいかねない。あくまで冷静に考えたうえでの決断にするべきだが、縁を切るときも必要である。

 今回は少々、辛口な内容になっているかもしれない。だが、すべての上司が部下をきちんと育成する考えをもっているわけではないことや、部下を育てる技術を身につけていない人がいることは忘れないでほしい。必要以上に、上司を信用しないことが、あなたが生きていくうえで大切なのだ。

文/吉田典史

@DIME編集部

最終更新:7/25(火) 7:11
@DIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

@DIME

小学館

2017年11月号
9月16日発売

定価600円

RIZAPの真実。
2018年最新手帳 格付けレビュー
スーパー中学生のつくりかた