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暴言を吐く、罵声を浴びせる…「キレる大人」にならないための「漢方的養生」とは?

7/25(火) 21:02配信

OurAge

最近、女性議員や女性タレントの、いわゆる「キレる」様子を目にすることが多い。またシニア世代もキレやすい、と言われている。ちょっとしたことでイライラしたり、むかついたりすることは誰にでも覚えがあるものだが、鬱積したものが抑えられなくなり、爆発する様子は、第三者には異様な光景に見える。

「暴言を吐く、罵声を浴びせる。エスカレートすると物を投げる、物を壊すなどの行動がでてくる。ときには頻繁に…。このような大人の『キレる』行動は、漢方では『肝』の熱のしわざと考えます」と言うのは、漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの樫出恒代さんだ。

「この場合の『肝』は、肝臓という臓器としてとらえるのでなく、もっとひろく〈はたらき〉としてとらえます。〈肝のはたらき〉には、全身の気を順調にめぐらせる、精神状態を安定させる、消化を助ける、目の働きを維持する、血を蓄えておく、筋の働きを維持するなどがあります。

『肝』に処理できない熱がこもる。ここでいう『熱』とは、風邪の発熱ではなく、身体にたまるいらない『熱』のことです。その熱は、たまってくると上昇して、脳の働きに影響が出てくる。そして脳は冷静に物事を判断できなくなるのです」

いつも何かに不満をもっている、いつも文句を言っている、だれかをねたむ、精神状態が不安定、暴飲暴食をする、眠りの質が悪い…などにより「気」というエネルギーがうまく動かなくなり、停滞する。そのため、いらない「熱」が生じやすくなる…漢方ではこう考えるそうだ。

「いつも熱がこもっている状態は、いつも戦闘態勢に入っているようなもの。ちょっとした刺激で、すぐに爆発してもおかしくない状態。これでは、自分自身もまわりの人たちも疲れてしまう…。でも、このいらない熱、実はどんな人でも持っているのです。ちょっとしたことでイラっとしたり、キレそうになったりしたこと、ありませんか?」と樫出さん。

確かに思い当たる。ではそれを防ぐ方法、いらない「熱」を取り去るために、どうすればいいのか?「漢方的養生」を教えてもらった。

●呼吸を深く
「1日1回でもいいから、自分と向き合って、ゆっくり腹式呼吸をする時間をとりましょう」

●足りないものを数えない
「だれにでも不満や不安はあるもの。文句が増えると気のめぐりは悪くなり、熱がこもりやすくなります。今あることに、感謝を」

●考えることをやめる
「ああすればよかった、この先どうなるの、あの人はどう思っているの、私はどうすればいいの…など、考え始めたらきりがなく、ぐるぐるぐるぐる止まらなくなる。そんな思考は熱を持ちます。流して流して、笑顔でいるよう、心がけましょう」

最終更新:7/25(火) 21:02
OurAge