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アメリカでも主力級。川澄奈穂美と宇津木瑠美の様子を見に行ってきた

7/25(火) 17:33配信

webスポルティーバ

 アメリカの女子サッカーリーグ・NWSLのシアトル・レインFCには2人の日本人プレーヤーが所属している。2011年ドイツワールドカップ優勝経験を持つ宇津木瑠美と川澄奈穂美だ。

【写真】宇津木が語る。プロの女子サッカー選手とは…

 NWSLは10チームからなるアメリカ女子最高峰のリーグであり、FIFAランク1位のアメリカの強さを支える根源でもある。2017シーズンは現在第15節を終え、中盤戦に突入している。

 7月22日、シアトルはホームにスカイブルーFCを迎えていた。1試合多く戦っているスカイブルーは暫定3位。勝ち点2差で追いかけるシアトルにとって負けることは許されないホームゲームのスタメンに、2人は揃って名を連ねていた。宇津木は中盤3枚の真ん中に、川澄は1トップ気味の前線3枚の右に入った。

 序盤スカイブルーに押される形で試合は進んでいく。シアトル中盤の要であるジェシカ・フィッシュロックの戦線離脱による影響が大きいようだ。押されつつも決定機にまでは持ち込ませず反撃の糸口を探るシアトル。15分、宇津木がミーガン・ラピノーにパスを送ると、ラピノーがすぐさま強烈なミドルを見舞うがゴールはならず。その3分後、バイタルで競ったボールが川澄のもとへ転がり、放ったシュートは惜しくもDFにクリアされた。それでも、徐々に攻撃のリズムを刻み始めたシアトルは、27分、川澄が倒されて得たFKをラピノーが直接決めて先制点を奪い、前半を1-0で折り返した。

「ちょっとバランスが悪かった」と宇津木がシステム変更を申し出た後半は、中盤のベースを4枚にすることでやや落ち着きを取り戻すと、ここから試合が一気に動き出す。

 最初に爆発したのはシアトルだった。47分、INAC神戸でも活躍したベヴァリー・ゴーベル・ヤネズがゴール前で倒されPKを獲得。それを再びラピノーが決めて2点目を奪うと、その2分後には右サイドから川澄が上げたクロスにヤネズが鮮やかに頭で合わせて3点目。56分には、宇津木からのパスを受けたラピノーが左サイドへ流れ、ゴール前へシュート性のボールを入れると、これがオウンゴールを誘い4点目。立て続けの追加点で4ゴールのリードを奪ったシアトルに、詰めかけた4464人の観客もこれで勝負ありと踏んだに違いなかったが、ここからスカイブルーの怒涛の巻き返しが始まる。

 60分にPKで1点を返すと、そこから64分、72分、76分と16分間に4連続ゴール。試合はまさかの振り出しに戻った。この流れでの引き分けは負けに等しい。しかし、ここで魅せたのはやはり、この人。シアトルの大エースであるラピノーだった。途中交代で入ったケイティ・ジョンソンとラピノーでつなぎながらゴール前まで運んだボールを、最後はラピノーがズドン!と、力づくで勝利を奪い取った。リーグトップスコアラーとしてひた走るラピノーのハットトリックで5-4としたシアトルが死闘を制し、これでチームは、十分に頂点を狙える3位に浮上した。

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