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Facebook動画広告のビューアビリティはわずか20%?:困惑するエージェンシー幹部たち

7/26(水) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

Facebookが抱える効果測定の悩みは、解決にはほど遠いのかもしれない。

過去6カ月にわたり、一連の測定ミスを告白したFacebookは、広告バイヤーからの圧力を受け、第3者の監査機関に効果測定を委託するようになった。

そこで、エージェンシー9社それぞれの幹部に話を聞いてみた。数カ月前から、Facebookの新たな監査機能を利用しはじめた、これらのエージェンシーでは、Facebook上の動画キャンペーンのビューアビリティが20%、高くても30%というのを知って驚愕しているという。デジタルメディアの品質評価をおこなうインテグラル・アド・サイエンス(Integral Ad Science)によると、これは一般のサイトにおける動画広告のビューアビリティ平均値(約50%といわれる)をはるかに下回るという。

「全体的に一貫性がない」

Facebookとの関係を損なう恐れがあるとして、匿名を条件に話を聞いたメディアエージェンシーの幹部は、この数値に対して懸念をもっている。ブランドキャンペーン向け予算を再検討する必要性について言及した幹部もいた。あるメディアエージェンシー幹部は、「我々はブランディングキャンペーンのビューアブルインプレッションごとにコストを明確に見極め、プランニングを適切に見直していく」と語った。

一部のエージェンシー幹部は、数値が20%よりもさらに低いのではと疑念を抱いている。さらに、モート(Moat)やインテグラル・アド・サイエンスといった効果検証企業は、効果数値の正確性を保証できるほど、迅速にFacebookにアクセスできているのだろうか、と疑問視している。別のエージェンシー幹部は「これは大きな問題だ。広告主は正当な分け前を得ないまま、予算をとられている」と話した。

動画の測定結果によって、広告全般の数値に一貫性が欠如していることがわかった、と話すものもいた。「Facebookが発表する数値は、MRC(Media Rating Council:メディア調査機関を評価するアメリカの業界団体)の基準の5倍になることもあれば、5分の1になることもある。発表される数値が過小もしくは過大になる際の明確なパターンがない。全体的に一貫性がないことが懸念される」と述べた。

Facebookはこの件に関して、コメントの公表を控えた。

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