ここから本文です

Amazon Echo Show、大手媒体社を惹きつける新デバイス:なにがそんなに魅力的なのか?

7/26(水) 19:20配信

DIGIDAY[日本版]

2017年5月上旬に発表されたばかりのAmazon Echo Show(エコーショー)は、230ドル(約2万6000円)のオーディオ/ビデオ端末で、しばらくはニッチな商品のままだろう。だが、デジタルの大手パブリッシャーらは、すでにその小さなスクリーンの前に群がっている。CNN、CNBC、ブルームバーグ(Bloomberg)、スクリップス(Scripps)やタイム社(Time Inc.)など、こぞって動画中心のスキルを発表した。

Amazon Echo Dot(エコードット)やGoogle Home(ホーム)などの、音声アシスタント端末は、当初の予測を大きく上まわるスピードで浸透しているが、Echo Showが成功するための道のりは険しい。BIインテリジェンス(Business Insider Intelligence)の調査・予測によると、アメリカ国内において1年で900万台が売れる見込るだが、同じ調査で、回答者の72%が「おそらく買うことはないだろう」または「この端末の良さが全く分からない」と答えていることがわかった。

だが、動画がプラットフォームに縛られることなく、幅広く普及することを何年も前から予測してきたパブリッシャーにとって、これは不安材料にはなっていない。むしろ、以前から行ってきた投資を活かすため、こうしたプラットフォームへいち早く乗り込みマネタイズしようとしている。

この発売されて間もない製品に対して、パブリッシャーがエネルギーとリソースを費やそうとしている理由を見てみよう。

先行投資

プラットフォームが成熟するまでは一歩引いて静観するタイプの企業がある一方で、パブリッシャーの多くは、すばやく行動することを重視している。「こうしたプラットフォームでは、先にスタートダッシュを切って優位に立つために投資する」と、ブルームバーグメディア(Bloomberg Media)国際デジタル部門のトップ、M. スコット・ヘイブンズ氏は語る。「人々が(こうした端末を)導入・設置しようとしているときに、そこにあなたが存在しなければ、多くの場合、二度目のチャンスはない」。

「音声にフォーカスしたAmazonのEcho端末でスキルを構築した最初のパブリッシャーのひとつであるブルームバーグは、予測を超える人数のユーザー基盤を作り上げた」と、ヘイブンズ氏は語ったが、その具体的な数字については公表しなかった。

ブルームバーグのスキルによって、ユーザーは市場をチェックしたり、ライナープログラミング(線形計画法)のライブを見る機会が増え、Echo Showは同社のストリーミングを視聴できる4つ目のデジタルプラットフォームとして成長する。それらのプラットフォームを合わせると、1日に100万人以上もの視聴者を獲得することになるという。

ヘイブンズ氏によると、ブルームバーグはこうしたプラットフォームの垣根を超えて活動の場を広げることに注力している。だが、従来のテレビの膨大な数の視聴者の「共食い」に対しては、そこまで大きな心配をしていない。

1/3ページ

最終更新:7/26(水) 19:20
DIGIDAY[日本版]

記事提供社からのご案内(外部サイト)

DIGIDAY[日本版]

株式会社メディアジーン

デジタルマーケティング戦略情報に特化した
USブログメディア「DIGIDAY」の日本版。
国内外の最新情報を独自視点でお届けします。