ここから本文です

来るべき「自動運転時代」をサヴァイヴするための4つのヒント

7/26(水) 12:30配信

WIRED.jp

自律走行車の普及で運転する行為が不要になる輝かしい未来が待ち望まれる一方で、多くの人が職を失うことも予想されている。では人々は今後、どんな仕事をすればよいのだろうか? インテルのレポートが明らかにした、「自動運転時代」をサヴァイヴするための4つのヒントをご紹介。

2032年、自律走行車タクシーが普及した都市は、こう変わる

自律走行車と聞いて人々が描く未来のイメージはふたつある。クルマが勝手に走ってくれて通勤中でもメールをチェックでき、この技術によって2045年までに60万人もの命が守られる輝かしい未来。もうひとつは、約500万人ものトラックやタクシー運転手、その他ドライヴァーが自律走行車に職を奪われるという暗い未来だ。

もちろん現実は、この両極のあいだのどこかに落ち着くのだろう。しかし、いずれにせよ世界の経済にとって大きな追い風にはなる。約7兆ドルの追い風が吹くと語るのはインテルと調査会社Strategy Analyticsのデータ分析担当者だ。「ロボットカー」の業界は2050年までに、米国だけでも2兆ドル規模に達する可能性がある。

そうなれば、その金額の大半は各国の大手自動車メーカー、そしてUberやグーグル的な企業に流れるだろう。自動車業界では自動運転が金を生みだすと同時に、各所に地殻変動が起きるはずだ。

この報告書には次のように書かれている。「長い目でみれば、“サーヴィスとしてのモビリティ”から生まれたサーヴィス、アプリケーション、コンテンツの売上げが自動車本体の売上げを上回り、株主価値創出の中核になっていくだろう」。平たくいえば「こういう企業が人々とAmazonでの買い物に影響を与えて大儲けする」ということだ。

じゃあ米国の労働者はどうすればいいのか。この報告書では、来るべき自動運転革命の恩恵を受けるとみられる活気のある周辺業界を紹介している。役立つヒントをいくつか挙げてみよう。

データの専門家になる

どのロボカーも大量のデータを生み出すようになる。とにかくすべてがデータになるのだ。乗っているのが誰か、どこへ行くか、何をするか、どのぐらい頻繁に行くか。スマホやクレジットカード、意外かつ薄気味悪いことにおそらく生体認証からさえも取り出したデータを継ぎ合わせれば、極めて詳細な人物像が誰にでもわかってしまう。

こうしたデータには価値がある。コンサルティング会社のマッキンゼーは、自動車データ業界は2030年までに7億5,000万ドル規模に達するかもしれないと予測する。こうしたデータの保管・整理・分析は巨大な仕事になるだろう。

1/2ページ

最終更新:7/26(水) 12:30
WIRED.jp

記事提供社からのご案内(外部サイト)

『WIRED Vol.28』

コンデナスト・ジャパン

2017年6月8日発売

630円(税込み)

特集「Making Things ものづくりの未来」。大量生産、大量消費の時代が終わりを迎えるなか、ヒトはいかにものと向き合い、それをつくり、使っていくのか。