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“神の手”ゴールのマラドーナがVAR支持 当時採用なら「あのゴールは認められてない」

7/26(水) 19:10配信

Football ZONE web

86年W杯準決勝イングランド戦、5人抜き弾とともに神の手ゴールとして語り継がれる

 今夏のコンフェデレーションズカップでも採用されるなど、サッカーの判定に浸透しつつあるビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)。試合の流れがストップする点や審判団が上手く使いこなせない場面もあり、一部で批判の声も挙がっているが、“神の手”で知られる元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナ氏がFIFA(国際サッカー連盟)公式サイトで、意外にも「VAR推進派」であることを明かしている。

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 マラドーナ氏の名が伝説になったのは、1986年メキシコ・ワールドカップ(W杯)準決勝イングランド戦でのこと。「5人抜きドリブルシュート」とともに、相手GKが飛び出してきた際の空中戦で、あたかもヘディングしたかのように手に当てて決めたゴールは“神の手”として今もなお語り継がれている。

 その一件もあったためVARに対して猜疑的ではないかとの潜入案を持ってしまいがちだが、全く逆の意見を持っているようだ。コンフェデ杯決勝を観戦したマラドーナ氏は、同サイトのインタビューで以下のように答えている。

「フットボールは退化できないんだよ。テクノロジーが進歩する割合と、色んなスポーツでそれを使用している事実を見た時、何でフットボールだけ使わないって考えられるんだ? 何か与えられるものが与えられず、誤審で認められるはずのないゴールが決まった時、人間は迷惑をこうむるんだ。テクノロジーは透明性やクオリティーをもたらすし、リスク承知で攻撃を仕掛けるチームにはポジティブな影響を及ぼすはずだ」

意外にもVAR推進派「全てを変える時だ」

 マラドーナ氏の語った言葉は的を射たものとなっている。それと同時に自身の“神の手”についてもこう続ける。

「オレは考えた。確かに、もしテクノロジーがあればあのゴールは認められてないだろう。それは他のことを教えてくれるはずだ。1990年のW杯でオレはソ連戦でゴールラインのボールをクリアするために手を使った。審判がそれを見てなかったからラッキーだったな。当時は技術を使うことはできなかったけど、今では違う話だ」

 自らの“マリーシア”が現代では通用しないと語ったマラドーナ氏は、自らのプレー以外にも1966年W杯決勝でのイングランドのゴール、2010年のイングランド対ドイツで起きたフランク・ランパードの“幻のゴール”などにも言及した。

 意外にもVAR推進派だったマラドーナ氏。最後にこう締めくくっている。

「テクノロジーが使われていれば、W杯の歴史は違ったものになるだろう。全てを変える時だ」

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/26(水) 19:54
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