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実力がないと作れない「スケルトンウォッチ」の魅力

7/26(水) 15:00配信

Forbes JAPAN

機械式時計の最大の魅力は、数百もの部品によって組み立てられたムーブメントである。精巧に作られた部品が、有機的に連絡し合うことで時刻を表示する。その動きに、機械にも関わらず人間的な温かみを感じるからである。

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熱心な時計ファンともなれば、時計を腕に着けるだけでは飽き足らず、耳を澄ましてゼンマイが巻き上がる音を聞いたり、シースルーバックから見えるムーブメントの動きに見入ったりする。

そんな機械式時計ファンにとってムーブメントがダイレクトに見えるスケルトン・モデルは、とても魅力的で特別な仕様といえるだろう。

スケルトン=骨組みということからも明らかなように、このモデルは、ダイヤルと呼ばれる部分がなく、ムーブメントを表から見ることができる。しかも、ムーブメントの余剰部分が削り取られることで、機械式時計の作動プロセスをよりピュアに見ることができる。

そして、ムーブメント自体が美しくなければならないことから、部品一つひとつがとても丁寧に仕上げられている。さらには、小さな部品に装飾が施されているものもあり、極めて手工芸的であることも大きな特徴だ。

近年は多くのブランドがムーブメントを作り、仕上げにも力を入れていることから、スケルトン・モデルが増えており、今年のSIHH・バーゼルでも多く見られた。ただ、その構造上、誤摩化しが効かないこともあり、実力がないと作れないモデルでもある。


■ROGER DUBUIS / エクスカリバー スパイダー ピレッリ オートマティック スケルトン
F1のタイヤを供給するイタリアのメーカー「ピレリ」とのコラボレーションモデル。このモデルでは、ストラップに昨年のモナコGPで使用した優勝タイヤを使用している。[自動巻き、TIケース、45mm径、8,100,000円 問:ロジェ・デュブイ 03-4461-8040]

■FRANCK MULLER / ヴァンガード 7デイズ パワーリザーブ スケルトン
フランクミュラーの新しい顔、ヴァンガードシリーズに登場したスケルトンモデル。スポーティなケースと手作業によって研磨された構造的かつ幾何学的なムーブメントとのコントラストが面白い。[手巻き、カーボン×チタン×SS×18KPGケース、53.7×44mm、8,000,000円 問:フランク ミュラー ウォッチランド東京 03-3549-1949]

■CENTURY / エレガンス
ハンドカッティングされた48のファセットを持つサファイアケースと繊細なムーブメントの構造美が相まった、センチュリーならではのモデルである。[自動巻き、SS+サファイアケース、38mm径、550,000円 問:センチュリー銀座ブティック 03-6278-8975]

■HARRY WINSTON / プロジェクト Z11
ケースに独自の軽量素材「ザリウム」を採用した個性的なモデル。オフセンターの12時位置に時・分ダイヤル、中央にスモールセコンド、6時位置に2つ窓の大型日付表示を配置。[自動巻き、ザリウムケース、42.2mm径、2,500,000円 問:ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション 0120-346-376]

福留 亮司

最終更新:7/26(水) 15:00
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