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気迫が足りない民進「野田」、公明は高評価 テレビ討論「政治家発言」採点

7/26(水) 8:00配信

デイリー新潮

 5名の識者によるテレビ討論の採点は、共産・小池晃書記局長(57)が最高得点、自民の二階俊博幹事長(78)がワーストという結果に。では、その他の党の面々はというと……。

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 支持率はちっとも上がらず、選挙で敗北を繰り返す民進党。それでも、野田佳彦幹事長(60)と、玉木雄一郎幹事長代理(48)のコンビはそろって67点を取った。

 野田氏の場合、政権与党時の民主党代表選において、「どじょう発言」で首相の座を射止めたことは知られている。演説の名手と言われ、

「受け答えを通して安定感がある。万遍なく語れ、得手不得手のないことが強み」(拓殖大学の丹羽文生准教授・政治学)

 との評価が概ねだが、名古屋外国語大学の高瀬淳一教授(情報政治学)は言う。

「玄人受けはしますが、この討論でも、ズバッと安倍首相を切れない。“政権を返せ”という切れ味、気迫が足りないのです」

 前首相のプライドが邪魔しているのだろうか。

元キャリアの自負

 玉木氏についても、財務省のキャリア官僚出身で、

〈政治家には二種類の犬がいると言われます。一つは権力のポチ。とにかく権力に従いましょう、というタイプ。もう一つは国民の番犬。我々は納税者のため、国民のための番犬として頑張りたいと思います〉(6月18日TBS「時事放談」)

 などの表現が秀逸との評価もあるが、

「全体的に話が細かすぎる。一般の人が見ている番組で、あまりに細かい政策の話をするのはどうか」(高瀬教授)

「元キャリア」の自負がわかりやすさを妨げているのだろうか。

 こうした“雰囲気”が抜けない限り、政権に返り咲くことはなさそうである。

公明、維新

 テレビ政治の良い点は、数の力はなくとも、少数派が世論を味方につけ、大きな影響力行使のチャンスを与えられうることにある。

 公明党の斉藤鉄夫幹事長代行(65)は、何と石破茂・前地方創生大臣(60)氏と並ぶ70点の高評価。

 ただ、これは、

「シナリオが頭にあり、その通りに読んでいる安定感はある。バックグラウンドミュージックのような存在で、発言をそのまま起こすと文章になる」(丹羽准教授)

 といったパッとしない理由によるもの。

 むしろ、その斉藤氏が、

〈共産党は防犯カメラ設置にも反対してきました〉

〈共産党員が市長の狛江市では、16年間、市内の公道に防犯カメラが設置されない異常事態が〉(6月18日NHK「日曜討論」)

 など、ちょこちょこ宿敵・共産党の批判を入れてくるのが面白いのである。

 同じく「日曜討論」でよく見る日本維新の会の馬場伸幸幹事長(52)は、平均62点だが、

「印象に残らない」(丹羽准教授)

「“早朝のテレビ番組を見て、いっぺんに目が覚めたんですけど”“8月に盆踊りをするように会期末になれば”など、国民に合わせた言葉を選択してすばらしい」(米ユタ大学の東照二教授・言語学)

 など評価が分かれた。

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最終更新:7/26(水) 8:00
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