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Huluになにが起きたか トラブルで露呈した未成熟さ

7/27(木) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 日本テレビ傘下の映像配信ビジネス「Hulu(フールー)」は、サービスの大規模なリニューアルを行った。14年に日本テレビが子会社化して以来、最大のリニューアルであり、同社としてもビジネスを攻めに転ずる重要なタイミングと位置づけていた。

 だが、このリニューアルは、同社にとって輝かしいものとはならなかった。システム変更に伴い、大規模な配信トラブルが発生したためだ。同時に、著作権保護機能やパソコンからのアクセス用URLも変更になったが、そのことが周知されていなかったこともあり、ある種「炎上」に火を注いだ部分がある。筆者もトラブルに直面したユーザーの一人だが、短期的にはサービスの満足度が大きく下がった、と感じている。

■トラブルはリニューアル前から予見できた?

 利用者を戸惑わせる予兆は、2017年5月17日のリニューアルの直前から存在した。5月8日、同社は、ユーザー向けにリニューアルについての告知を行ったが、その中で、パソコン向けに使ってきたアクセス用のアドレスを「hulu.jp」から「happyon.jp」に切り替える、と告知した。URLの変更はここで初めて発表され、利用者に不安を抱かせた。

 そして5月17日、サービスのリニューアルが行われると、大きなトラブルが発生した。動作が緩慢になり、サービスを正常に利用できない状況が数日にわたって続いた。

 利用者を戸惑わせた問題は他にもあった。例えば、パソコンなどにディスプレーを外部接続して視聴していた利用者の一部が視聴できなくなった。理由は、著作権保護のルールが変更になり、ディスプレーを外部接続する場合には、「HDCP」という技術に対応していることが必須になったためだ。このことは、サービスがリニューアルされるまで告知が一切なかった。また、一部の機器において、技術的・著作権保護的要件を満たしているにもかかわらず、不具合や設定のミスによって表示されない……といった多数の不具合が存在した。

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最終更新:7/27(木) 7:47
NIKKEI STYLE

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