ここから本文です

話題のカッコよすぎるSUV「レンジローバー・ヴェラール」のデザインの秘密

7/27(木) 7:03配信

GQ JAPAN

こんなにも大胆なスタイリングのSUVがかつてあっただろうか。2017年7月の日本での公開後、大きな話題を呼んでいる英国のSUV「レンジローバー・ヴェラール」。そのスタイリングを実現したものはなにか。デザイナーへのインタビューで解き明かそう。

【この記事に関する、その他の写真と動画はこちら】

■テーマはリダクショニズム

こんな斬新なデザインのクルマが(!)と話題を呼んでいるレンジローバーのニューモデルがヴェラールだ。レンジローバー、レンジローバー・スポーツ、レンジローバー・イヴォークに続く4台目のファミリーだ。

そもそもレンジローバーは、1970年に開発がはじまった当初から「オフロードを走るローバー(当時はジャガーより高級車)があってもいいではないか」というユニークな着想によって誕生したブランド。現在は超がつく高級な雰囲気をまとった独自のポジションをしっかり確立しているうえに、レンジローバー・イヴォークという、やはりデザイナーのスケッチをそのまま具現したような、スタイリッシュなSUVをラインナップに持っている。

コンセプトカーがそのまま製品化されたともいえる存在感においてはイヴォークに近いが、ラインナップ上ではその上で、レンジローバー・スポーツの下に位置するのがヴェラールのポジションである。

ヴェラールのスタリングテーマは「リダクショニズム」。日本法人では「還元主義」と訳している。ようするに、スタイリングを構成する要素を極限までシンプル化したということだ。

実際に突起をほとんど感じさせない面構成のスムーズネスはおどろくほど徹底的だ。フロントグリルの曲率もボディ面と同一だし、ヘッドランプもバンパーも突出していない。側面に回ってもグッドデザインの小型サイドミラーがあるだけで、ドアのオウプナーですらボディ面に埋め込まれている。キーと連動して電動でポップアップするという凝りかただ。

スタイリングを統括したのはランドローバーのデザイン部門のトップに立つジェリー・マクガバン氏。思い切りのよさがあるうえに社内政治に長けていないと、なかなかここまで斬新なデザインは出来ないのでは、と想像させられる。

といっても、たんなる思いつきではデザインは完成しないし、優秀な人間からなるチームが必要がある。そのチームを取り仕切ってエクステリアをまとめたのは、英国人のジェレミー・ウォーターマン氏だ。

「ジャングルから都市へ」。日本向けのヴェラールの発表会が開催された東京・有楽町の会場で、ウォーターマン氏はそう言った。

1/2ページ

最終更新:7/27(木) 7:03
GQ JAPAN

記事提供社からのご案内(外部サイト)

GQ JAPAN

コンデナスト・ジャパン

2018年1・2月合併号
2017年11月24日発売

600円(税込)

今年も決定!GQ MEN OF THE YEAR 2017/GQ レストラン・オブ・ザ・イヤー 2017/別冊付録はGQ WATCH Special ほか