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【もやもや】「冷房がきつすぎて会社辞めたい…」男が下げて女が上げる、若手が入れて熟年が止める。オフィスのエアコンバトルに終わりはあるのか

7/27(木) 17:03配信

Suits-woman.jp

笑い話でもなんでもなく、「冷房がきつすぎるから、会社を辞めたい」と言う女性は少なくありません。
私が出入りをしている会社にも、そんなアラサーOLがいます。仮にT子さんといたします。

シェアオフィスの一室を間借りしているそのオフィスの冷房設定温度は、24℃。室内の壁2面に大きな窓があって熱を貯め込んでしまうせいか、部屋に入ったときの体感温度は28度くらいです。「あ、涼しい~、嬉しい~」というくらい。しかしT子さんは、地厚のブランケットに包まり、震えながらパソコンに向かっています。ニット帽をかぶっていた日もあります。指なしの手袋をはめてキーボードを叩いていた日もありました。

社員10人。その中で社長の次にエライのが経理のアラフィフ女性です。温度設定権は彼女にあります。彼女のデスクはエアコンの真下。一方、T子さんのデスクは、エアコンの通風口からの冷風がダイレクトに当たる場所です。

社内でも、文字通り「彼女への風当りがきついという」という協議は行なわれたそうです。
それは、風向きを変えるためにエアコンの通風口に取り付けられた段ボールが、片側だけ落ちてブラブラと揺れていることでもわかります。何度ガムテープで固定しても、時間が経つと剥がれてしまうとか。冷房の強風のせいです。そして、それがT子さんに直撃する。

打ち合わせは外でしましょうということになり、T子さんと荷物をまとめて部屋から出ようとしたところ、ちょうど社長が外出先から戻ってきました。そして開口一番、「この部屋、暑くね?」。エアコンのリモコンをつかんで、設定温度を下げます。

そのときのT子さんは、ただ唇を噛んでいただけでしたが、別室に移って、私が「あの冷房直撃はきついよね~」と軽い調子で言った瞬間、泣き出してしまいました。ああ、地雷を踏んでしまった……。これはもう、責任を持って話を聞くしかありません。

アラフィフ経理先輩は、暑がり。灼熱地獄の出先から戻ってくる営業社員さんたちは、冷房大好き。そして、社長は能天気に「この部屋、暑くね?」。

席替えは「面倒くさい」と拒否されてしまったものの、いちおうの対策はしてくれた。オフィスには同世代の女性もいるものの、「直接冷風が当たる状態とそうじゃない状態だと、温度差が違うから辛さを共有してもらえない」とT子さんは言います。「結果、私がわがままを言っているように思われて、どんどん肩身が狭くなるんです」と。まさに四面楚歌状態。でも、寒いものは寒い。辛いものは辛い。そして、「もう、辞めたいです……」と鼻を啜りながら言うのです。

エアコンがきついことが、仕事のやりがい搾取になってしまっている……と茫然としました。

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最終更新:7/27(木) 17:03
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