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車イスのレーサーがアジアクロスカントリーラリー2017の参戦体制を発表!

7/27(木) 11:30配信

WEB CARTOP

TRDインドネシアのサポートを受けトヨタ・フォーチュナで参戦

 元 2輪のGPライダーで、現在は車イス・ドライバーとして活躍をしている青木拓磨選手が、アジア最大のFIA公認クロスカントリーラリーである第22回 FEDERAL-VESSEL Asia Cross Country Rally(アジアクロスカントリーラリー)2017への参戦体制を発表した。

参戦体制発表&シェイクダウンの模様

 これまでどおり青木拓磨をドライバーとし、コ・ドライバーには、イティポン・シマラーク選手と椎根克彦選手という3名が乗車する。これについては変更はないが、今回、TRDインドネシア(PT.TRD INDONESIA)の協力を受け、TAKUMA GPの参戦車両もTOYOTA FORTUNER(フォーチュナ)となった。そのためチーム名も「FORTUNER GEOLANDAR takuma-gp」となる。

 アジアクロスカントリーラリーは1996年にアジアの国際親善と友好を目的にスタート、今年で22回目を数える。タイを中心として、周辺のアジア各国の山岳部やジャングル、海岸、そしてサーキットなどをそのステージに、毎年8月に開催されている。

 今年は、8月13日(日)にタイのアユタヤでセレモニースタート。毎年コース設定、通過国が変わっているが、今年は9年ぶりにカンチャナブリがコースに組み入れられ、ミャンマーとの国境沿いの山岳地帯を北上するループコースとなった。ラリー前半はジャングルがメイン・ステージとなり、中盤から後半にかけてもテクニカルなSSが用意されており、再びアユタヤに戻り19日(土)にセレモニーフィニッシュ。総距離は約2000kmにも及ぶ。

 参戦車両は、AUTO部門(4輪)、MOTO部門(2輪)、QUAD部門(4輪バギー)の3つの部門に分けられ、AUTO部門は、3グループ(改造クロスカントリー車両/量産クロスカントリー車両/進化クロスカントリー車両)、エンジンタイプにより合計7つのクラスに分類される。

 青木拓磨がこのアジアクロスカントリーラリーに参戦を開始したのは2007年から。2008年にはT2-Dクラス優勝。2011年に総合3位を獲得している。参戦車両については、これまで三菱トライトン、いすゞD-MAX、そしてMu-Xを使用してきたが、今回参戦車両となったフォーチュナは、トヨタが新興国市場向けに投入しているSUVで、日本国内では発売されていない。今回、2.8リッターの1GD-FTVディーゼルエンジンを搭載したフォーチュナを使用する。使用するタイヤは、先日発表となったばかりのジオランダーM/T G003(日本国内では8月発売)。今回のこのG003にとっては初の公式レース参戦となる。

 この参戦発表を前に、極秘に千葉県にあるオートランド千葉でマシンのシェイクダウンが行なわれていた。オーバーフェンダーなどのデザインはTRDインドネシア側が担当。実際の車両製作についてはレーシングコンストラクターである塙郁夫さん。自らもこのアジアクロスカントリーにも出場したことのあるレーシングドライバーである。そのため、今回のマシンの製作についてもその知見が活かされた形だ。とはいえ、予定よりも非常に短い時間に車両を製作しここまで仕上げるのには相当な苦労があったようだが……。

 そのためこの場には、塙さん(写真後列中央)はもちろん、TRDインドネシアや横浜ゴムの関係者も集まってその様子を見守った。今回車両を提供したTRDインドネシアの小原社長(写真後列右端)は「今回は間に合わなかったが、塙選手と青木選手の2台体制で参戦したい」とも語っている。

 終日コースを走り続けていた青木選手は手ごたえを感じている様子。塙さんも「気になっていた部分の問題発生源もハッキリしたのでこれからそこを直せばOK」と準備万端といった具合であった。

 車両はすでにタイに向けてのシッピング作業も終了。そして8月にスタッフが現地へ向かい、ラリーに向けた最終調整をすることとなる。

青山義明

最終更新:7/27(木) 11:31
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